「当社は素晴しい」の愚
どうも。前にも触れた事がある気がしますが、自社の利点やスバラしさをどのように伝えるかというのは、奥の深い問題です。これという一つの解決策があるわけではないのですが、やってはいけないこと、或いはやっても効果がないこと、というのには幾つか明確なものがあると思います。その一つが、スバラしさを伝えるために、「これはスバラしい」と自ら言ってしまうこと。そんな馬鹿なことをするわけがない、と思われるかもしれませんが、実は様々な形容詞に形を変えはするものの、かなり頻繁に遭遇しますし、多くの方も気づかずにやってしまっているかもしれません。例えば、「革新的な」技術、「有能な」社員、「他に類を見ない」成長率、等ですね。アメリカの方が、ちょっと大げさかつ自信満々に振舞うことが多いため、こうした形容詞の頻度も更に高いような印象ですが、洋の東西を問わず、こういった表現は見られます。クライアントのウェブサイトであれ、プレゼン資料であれ、こういった表現が一つも無いものに出会うことの方が少ないかもしれません。これらの表現の問題は、一つは具体的ではないこと、二つ目が、それ故ただの宣伝文句として陳腐に聞こえるために、期待通りの効果をもたらさないことにあります。ではどうするかと言うと、事実で示すようにすることです。例えば、「一流企業の」顧客がいるのであれば、いくつか本当に一流と目される企業名をさらっと列挙して「一流の」という形容詞は省くのです。
