2008年6月3日(火) 7日目 曇り&雨■ 場所: バルセロナ(Barcelona)■ 移動: 飛行機(グラナダ - バルセロナ) clickair €67.50 (2 people)■ 宿泊: Hotel Lleo ★★★(@バルセロナ) €100.00 (ツインルーム)本日のイベント ・ガウディ巡り(サグラダ・ファミリア、グエル公園、カサ・バトリョ、カサ・ミラ)4:50起床。外はまだ真っ暗。8:45 のフライトだけど、ロンドンで格安航空の搭乗手続きは手間取る可能性があると悟り、今回も2時間前(6:45)には空港に着いておきたくて 6:00 チェックアウト。空港バス(1人3ユーロ)はちょうどいい時間がなく、仕方なくタクシーを利用。空港までは早朝で空いてて20分。22ユーロ。荷物代込み。6:45バルセロナへは clickair というスペインの格安航空会社を利用。clickair は預け荷物がタダ。Ryanair と違い、座席も決まっている。手間取ることもなく無事チェックイン。7:30空港で朝食。ふと、バターやジャムの子容器の隣に別の容器を発見。中身はなんと、、オリーブオイル。周りを見ると、バケットにオリーブオイルをそのままどどーっとかけて食べてる。スペイン人。。定刻より少し遅れて離陸。10:30ちょっと遅れてバルセロナ到着。すごーく大きな空港。そりゃそうだ。スペイン第二の都市。空港のインフォメーションで地下鉄マップをもらう。隣に日本語のパンフレットがあり、なんだろう?と手に取ると、バルセロナ日本総領事館が出している「犯罪に気をつけましょう」パンフレットだった。・チョコレートなどを背中にかけ、または、話しかけて注意をそらした隙に、服やバッグの中から貴重品を盗みます。・警察を名乗る男たちが、警察手帳らしき物を見せ、信用させて質問してきます。所持品検査と偽って財布を取り上げ、お金、クレジットカードを騙し取ります。・背後から近づき、首絞めや羽交い絞めにして襲い、バッグなどの貴重品を奪います(首絞め強盗)。・・・なんて恐ろしい街だ。11:30市バスでバルセロナの中心カタルーニャ広場へ。1人4.05ユーロ。25分ほどでカタルーニャ広場に到着し、今日のホテル Hotel Lleo に向かう。チェックイン。広場から徒歩3分くらいの便利な場所。ここ、セーフティボックスが有料。ケチ。12:30さぁ、バルセロナ観光。まずはランブラス通り。中央の広い遊歩道にプラタナス並木が茂り、散歩する市民や観光客で賑わう大通り。銅像や怪獣に扮した大道芸人はかなり本格的で、写真を撮ろうとするとしっかりチップを要求。 ランブラス通りで一番活気のある場所、サン・ジュゼップ市場。野菜から果物、肉、魚などなんでも揃う。カウンターバーで軽食も食べられる。見るからにどれも新鮮!カットフルーツ食べ歩きしたかったぁ。ランチ前なのでぐっと我慢。豚の頭を見ると沖縄の市場を思い出す。 14:30ランブラス通りからグラシア通りに移動してランチ。これまでのアンダルシア地方とは違い、バルセロナでは爪楊枝に刺したピンチョス系タパスが多い。たまたま見つけた雰囲気のよさげなピンチョス系レストランが大ヒット!バケットに、ハムや魚やカニやサラダがお洒落に盛り付けられたピンチョス。どれも素材新鮮でめちゃくちゃ美味しい♪子イカ・フリットもフライド・アーティチョークも、味付けと塩加減が絶妙(少々油っこいけど)。全ピンチョスを制覇したいくらい大満足。(グラシア通り、カサ・バトリョとカサ・ミラの間、北方向に向かい左手。レストラン名忘れた、、) ここからは鬼才アントニ・ガウディ作品巡り。カサ・バトリョ。円盤状の白いタイルに緑、青、茶の色ガラス、うろこのような屋根、人骨のような柱、仮面のようなバルコニー。パーツパーツは奇天烈なのに、全体感にぐーっと引き込まれてしまう建物。入場料16.50ユーロ。(後で調べたら、建物内もかわいいデザイン満載だったらしく、入場すればよかったと後悔。)カサ・ミラ(ラ・ペドレラ)。岩に絡みつく草のようなバルコニーの手すり、すべての辺がうねうねと曲がりくねっていて異次元空間のよう。入場料8.25ユーロ。ここは入場してみる。最上階にあるガウディ・ミュージアム。座り心地や同席者との空間が考え抜かれた椅子や、不思議な握り心地の様々な形のドアノブなど、ガウディの作品は建造物だけではないんだと知り興味深い。ここは屋上に出ることができる。奇妙な煙突とオブジェがにょきにょき。一足お先にサグラダ・ファミリアも眺望。 15:30グエル公園に行こうとしたら雨が降り始める。カフェでしばらく雨宿りしていたけれど止みそうにない。グエル公園までは少し距離があるけれど、サグラダ・ファミリアなら駅近くだし、移動中に雨が止んでくれることを期待しつつ、サグラダ・ファミリアへ移動。16:30雨上がる。ガウディがその生涯を捧げた建築物、サグラダ・ファミリア。生涯を捧げたのはいいけれど、ご存知の通り完成には程遠く、未だ「巨大な工事現場」。ガウディの構想によると、メインの教会と計18本の塔が建てられる予定らしいが、ガウディ生前に完成したのは1本の塔のみ。現在ようやく8本の塔が完成、メインの教会は着手すらされていない。最も最近の予測では、完成は2256年前後と言われている。250年後、、(Wikipedia より)。建設開始から長い年月が経っているため、建築と並行して修復も行われている。とあるサイトで、「あのノンビリした仕事ぶりから見て、竹中工務店か大林組あたりに任せたら2年くらいでできるような気がしてなりませんが、」って面白い(笑) ほんとだよっ! 17:30そんなこんなで雨も止み、再びグエル公園へ向かう。メトロ Lesseps 駅で降り徒歩。15分くらいなら歩けるだろうと歩き始めるが、グエル公園は町の高台の上にあるため、これが結構なお散歩。一日の観光の最後にそう来るか、、、グエル公園は、ガウディとグエル氏が庭園住宅を作ったものの、まったく売れず(あらら)、その跡をバルセロナ市が引き取って公園にした場所。様々なオブジェを楽しめる場所でとてもお気に入りに。入り口すぐ、お菓子の家みたいな建物。人気のサラマンダーくん。「んがぁー」斜める回廊。どうやったらこんなのを造ろうと思うんだ?高台からの見晴らしが最高な広場は、破砕タイルで装飾された波打つベンチで囲まれている。抽象画のような様々なデザインのタイル。 「うーん、ガウディっぽい♪」ところが。このタイル装飾を用いたオブジェは、ガウディの作品ではなく、ガウディの弟子ジュショールの作品らしい。おぉ、、危ない危ない。大きな勘違い。でも、すごく楽しかった。グエル公園。20:30「バルセロナで最も古い絶品パエリアのレストラン」と噂の 7 Portes (セッテ・ポルタス)でディナー。前日に予約済み。雨の中、レストランまではタクシー。入り口には待ちグループ多数。予約してあると告げると中に通してくれる。圧倒的に観光客のお客さんが多い。それなりのレストランなので、きちんとした格好をした人もいれば、超ラフな格好の客もいる(十中八九アメリカ人)。メニューはなんと6ヶ国語。日本語メニューもあり。注文したのは、温野菜のサラダ、特製版魚介のパエリア(Paella "Parellada")、イカ墨のパエリア(Arroz Negro)。魚介のエキスがしっかり出ていて、どちらもとっても美味!(ただし塩分強め。)日本で想像するおこげカリカリのパエリアではなく、どちらも比較的しっとり。水とハーフボトルのワインを頼んで64.20ユーロ。 ただし。正直サービスは、うーん。。といったところ。中に通されても、明らかに気づいているのにしばらく放置される。最初に、パエリアに合うお薦めのワインは?と聞くと肩をすくめられ、赤がいいのか白がいいのか聞かれる。そこから薦めて欲しいんだけど。じゃ、赤と答えると、一番安いワインを適当に薦められ。(※ただし、スペインでは他のレストランでも似たような反応をされた。料理に合うワインを薦める文化・サービスはないのかもしれない。)次に、パエリアは一皿で2人分で十分か?と聞くと、またまた肩をすくめられ、そんなことわからんと言わんばかりに「1人分?2人分?」とオーダーを急かすのみ。水はスパークリングを注文したのに普通のがサーブされ、サラダのドレッシングも念を押したにも関わらず違うのが出てくる。追加注文しようと手を上げると、まぁ待てよ、忙しいんだから、とあからさまな態度で別テーブルを片付け始める。スタッフが塩の入った瓶を落として割ったのに、大きな破片を拾っただけで掃きもせず。塩も散らばったまま。私たち以外の客もキレ気味な様子。今のままでも確実に観光客はやってくるだろうから、このサービスの質は変わらないのかなぁ。ただ、サービスはともかくパエリアは絶品。これはどのサイトでも太鼓判つき。私たちも最後は「美味しかったねー」と言いながら帰路に着いてたし。訪れるかどうかはみなさん次第。(公式サイトはこちら。)23:30今日はよく歩いた。さぁ寝るぞー。ところがこのホテル、隣の部屋の音が筒抜けでうるさい。アメニティグッズも最低限。場所がいいだけの値段。サン・ジュゼップ市場とグエル公園がお気に入り、食事はランチもディナーも(味は)大満足だったバルセロナ。7日目終了。-+-+-バルセロナを訪れるにあたって、とっても参考になったサイトがここ。* Barcelona Essentials *https://barcelona.s28.xrea.com/サグラダ・ファミリアの「竹中工務店か大林組」発言も、パエリアのレストラン「7 Portes」も、翌日のボデガ(ワイナリー)情報もここで入手。グエル公園までの大変な徒歩も、ここをちゃんと読んでいればもっと楽なアクセス方法が紹介されてたし。。ガイドブックには載っていない生の声を面白ろ可笑しくまとめてくれている。バルセロナへ行く予定がない人も楽しめるサイトです。

投稿者: shina_poohな日々 a... 投稿日時: 2008年6月24日(火) 13:49