よかったこと: 今回も大成功だったこと
残念なこと： 終わってしまったこと
2日間に渡る八神純子さんのチャリティイベントを終えて、記録も兼ねて今回の経緯について書いておきます。長いので3回に分けます。
震災以降、3年間で100回を超えるチャリティーイベントを行ってきた八神純子さん。このブログを読んでくださっている方には説明の必要もないでしょうが、純子さんと久保さんがツイッターでつながったのをきっかけに、2012年6月30日、その純子さんにアメリカでは初となるチャリティコンサートを、ここSFベイエリアで行っていただきました。
それから2年4ヶ月。先週末に2回目のチャリティーコンサートが行われました。この活動のの大きな目的は、純子さんの被災地支援活動であるトランスパシフィックキャンペーンのお手伝いをすることにより、まだまだ復興が進まない被災地を支援する輪を広げてゆくことですが、特に今回は、被災地の高校生にスポットを当て、それぞれの地元を引っ張っていけるような若者になって欲しいという願いをこめて行いました。この点は後ほど詳しく書きます。
今回の開催が決まったのは、今年の2月。それ以前からメールでは何度か相談してきましたが、そろそろ具体的に決めましょうということで、今回も桝本さんといっしょにLAまでお邪魔し、11月1日の週末ということをほぼ決めて、実際には会場確保の見通しが立った5月に、日程をファイナライズしました。
前回は寄付もたくさん集まり、コンサートの評判も大変よかったので、当然今回はそれ以上のものにしなければという思いになります。桝本さんのアイデアもあり、2 day イベントをお願いすることにしました。初日は小さめの会場でディナーショー的なもの、ただし寄付は多めにお願いし、2日目は大きな会場で、前回同様入場は無料とし、寄付はもちろん集めるけれども金額はみなさんにおまかせする、ただしスポンサーは募り、前方の席については$50/seatでサポートしていただくという大まかなフォーマットを決めました。
今回初の試みとなるディナーショーについては、CupertinoのAjitoという居酒屋さんを借り切ってやらせていただくこと、さらに今回はカラオケだけでなく、Otonowaというローカルのバンドにもご協力いただき、生演奏つきのライブにすることも決まりました。ベースのKenさんがメンバーのスケジュールを調整してくださいました。
諸事情によりその後の準備がちょっと滞った時期がありましたが、8月下旬にボランティアチームのコアとなるメンバーに集まっていただき、本格的に準備を開始するキックオフミーティングを行いました。これはもうちょっと早く行うべきでしたが、そうなってしまったものは仕方ありませんので、そこから加速して準備することとしました。
1回のコンサートでも、やることは山のようにあるわけですが、今回は2日連続でやるということで、山が２つといってもいいかも知れません。
それぞれについて、ボランティアスタッフの確保、ウェブサイト、ポスター、周知／宣伝、スポンサー集め、チケットの売り方、配り方、座席のアサイン、必要な機材の確保、バンドとの打ち合わせ、ボランティアの役割分担、募金箱や各種アイテムの準備、録画、録音の準備、スタッフの食事、純子さんのスケジュール管理、さらには終了後の打ち上げの準備、などなど本当にいろいろあります。
これらのマネージメントをコアメンバーで分担し、実際の作業はそれぞれのチームのボランティアメンバーに手伝っていただくという形で進めます。それぞれとても頼りになるメンバーなので、この点は非常に心強いです。
この活動のの大きな目的は上に書いたとおりですが、コンサートそのものに関する前回の反省点を踏まえて、個人的な目標を３つ立てていました。それらは
１．希望者全員が参加できる会場を確保する
２．スクリーンを有効活用する
３．照明をきちんとする
です。前回、500+名収容の会場にも関わらず、途中からwaiting listになってしまったので、それがないようにする。また前回スクリーンを使ってオープニングに動画2本を流しましたが、コンサートの間はまったく使わなかったので、これがちょっともったいなかった。そして前回も照明の設備はあったのに、スタッフが十分に確保できず、最低限の使用にとどまってしまったといったことがあったからです。
１．と２．は及第点だったと思いますが、３．は結局最後まで人を見つけられず、私が自分で担当したため、「きちんと」できたとまでは言えません。それでも、もちろん他の部分がよかったからだと思いますが、多くのみなさんが前回以上の感動だったと言ってくださっているので、最低限のラインはクリアできたでしょうか？
写真は前回同様、C&M Photographyのひろみさん撮影です。
その２に続きます。
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