以前のエントリ「アメリカで働くならやっぱ留学でしょ」にコメントを頂いた。どうやら、ルールの改正により「間違っても5月に卒業してはいけない」は既に昔の話になったようだ。H-1Bを申請すれば 条件を満たせば最大29ヶ月までOPTで仕事が出来るということは、5月卒業の方が12月卒業より、H-1B申請を会社が決断するまでに自分の能力を証明する(猶予)期間が長くなるので、有利になると言えるのかもしれない。言えるような気がする。細かい条件はこちら。ビザ関係はルールや運用形態が本当にコロコロ変わるので、以前の人の体験談が非常にアテにならない。僕が書いた「5月に卒業するな」は移民弁護士から10ヶ月ほど前に聞いた話。正確には「5月に卒業する外国人学生を雇うと後で苦労するよ」というミニアドバイス。この情報が既に時代遅れなわけだ。今年もH-1Bは抽選で決まることになったらしく、ルールは複雑でコロコロ変わるけどビザ取得が困難だという事実はまだあまり変わっていないという困ったこの状況。民主党政権に変われば色々ハードルが下がるんじゃないかなあ。下がるといいね。僕は個人的に、H-1B切り替えと、Lの延長と、グリーンカード申請の第2第3ステップの3種類の作業を同じ時期にこなすという面白い状態になっている。もしグリーンカードのプロセスがサクサク進めばH-1BもLも無駄になるんだけど、移民関係で何が起こるかは全然分からないので、出来る限り自分の雇用を守る手は打っておかなければいけない(とアドバイスされた)。もしH-1Bの抽選に当たって使わないことになってしまった場合は外れた方々には申し訳ないけど、仕方が無い。手続きはかなり煩雑で、未来は見えているような気もするけど、実はそれは幻想かもしれない。実際に、以前見えてた未来は今見えてる状況とは随分違っていた。これは間違いなく一生に一度の経験だ。そうであって欲しいよ。

投稿者: admin 投稿日時: 2008年4月8日(火) 23:09