サンディエゴにあるサファリパーク、サンディエゴ・ワイルド・アニマル・パークに足を運んでみました。ここはサンディエゴ動物園の関連施設で、動物たちを広大な敷地で伸び伸びと生育させている他に、傷ついた動物たちの保護にも取り組んでいます。
園内は結構広いのですが、ひととおり歩いて動物たちを見て周ることができます。動物園にありがちなオリはありません。動物たちにはそれぞれの野生の環境を模した敷地エリアの中で飼育されています。小動物たちは飼育エリアもそれほど広くないのでカンタンに歩いて周れるのですが、大型動物たちはサバンナを模した広いエリアに放し飼いにされています。そのサバンナを展望できる地点まで歩いて行けるのですが、運が悪いと動物たちは遥か遠くにいるかもしれません。サバンナをぐるっと一周する列車も走っています(写真)。これに乗れば解説付きで動物たちを間近に見ることができます。しかし、この列車以上に、もっともっと動物たちに接近するのが、フォト・キャラバン・サファリ・ツアーです。今回の目的はこれに参加することでした。このツアー、トラックの荷台に乗ってガイドの話を聞きながら動物たちを間近に観察し、参加者は自らの手でキリンにエサを与えることができます(このフォトキャラバンツアーは、キリンにエサを与えるものと、サイにエサを与えるもの、その両者を回るものと3コースある)。
早速、サバンナエリアにトラックが入ると、ダチョウが寄ってきました。何かくれ~と言わんばかりに口をパクパクさせていますが、君のエサはないのだよ。ごめんね。途中でダチョウのタマゴが数個置かれたダチョウの巣も見ることができました。
続いてサイがやってきました。体が痒いのか、体の一部をトラックにごりごり押し付けていました。
キリンが寄ってきたところでガイドの指示にしたがってエサを与えてみます。キリンの舌は長くて先が黒くなっていますが、これは日焼けしているからなのだそうです。
キリンが顔をぐぐっと近づけて、こんなに近くに見ることができました。やさしげなおじいちゃんの顔をしていますよね。このツアー、1時間45分程度とそれほど長くはないのですが、トラックの荷台に乗ったガイドの説明で動物たちの生態を知ることができ、とても面白くてためになるツアーです。が、ちょいと驚くべきはこのツアーへの参加費。いったい幾らすると思いますか?なんと、一人 $90 です。2時間もしないツアーで、一台のトラックには10数名もの参加者がいるのに… うーん、ちょいと、いや、かなり高くない?と思ってしまうのは僕だけでしょうか?ちなみに、このワイルド・アニマル・パーク、 車のパーキング代が $8 入園料が $33 そして、今回参加したツアーが $90とどれもこれも高いのでした…。まぁ、これだけの敷地に動物たちを放し飼いにしている訳で、それなりに維持費はかかるのでしょう。ドネーションしたつもり納得することにします。ちなみに、園内で販売されている飲物・食べ物もかなり高いです。
ちなみに、キリンにエサを与えるのが目的ならば、徒歩で行けるところにキリンにエサを与えられるポイントがあります。でもここは広いサバンナの端っこで、運良くキリンがここに来てくれないとエサを与えられません。間近に動物たちを見て、キリンにエサを与えたいならば、ツアーに参加するのが良いかと。さて、ワイルド・アニマル・パークに行ったのは土曜日だったので、かなり混雑していることを覚悟していたのですが、予想に反して全然混雑はしていませんでした。園内が広いからか、それとも値段が高いから敬遠されているのかは分かりませんが。Wild Animal Park
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