先週末、たまたまAmerican Ninja Warriorという、筋肉番付と風雲たけし城を足して2で割ったような番組を見ていたら、イラクで怪我を負った元軍人が出ていました。彼は、イラクにて大怪我を負いアメリカに帰国、その後、たまたま目にしたAmerican Ninja Warriorを見て、自分も出たい!と目標を立て、リハビリに励み、今回American Ninja Warrior挑んだのだそう。彼の境遇と自分のそれは大きく異なり比類できるものじゃないのですが、自分もリハビリ頑張ろうと強く感じました。
さて、早くも左膝ACL(前十字靱帯)の再建手術から一か月が経過しました。
現在の両膝の状況はこんな感じです。
手術2週間後の写真と見比べても、だいぶ腫れが引いてきたのがわかります。まだ、左足の膝頭の上がふんわりと腫れているものの、膝はかなり曲げられるようになり、日常生活の歩行は手術前と遜色ないくらいに歩けるようになりました(と思う)。
矯正器具ももう使用していません(矯正器具を付けると蒸れるので、外せるようになってせいせいしました!)。階段の上りもほぼ普通に上れるようになりました(左右の足を交互に踏み出してます)。ただ、下りは左足を一段下へ出して、その隣に右足を持っていくというように一段一段降りています。
週2回のフィジカルセラピー通いは続いています。セラピーの内容は、概ね次のようなものです。
- 左膝のマッサージを受け、膝の曲がる角度をチェック
- 膝をサポートする筋肉の強化トレーニング
- 低周波治療器による筋肉刺激
左膝のマッサージを受ける際には、膝を曲げる訓練もしています。セラピストが曲がらん膝をギューと押さえつけて曲げてくれるのです。たとえるなら、強制ストレッチとでも言いましょうか、言葉のやさしさとは裏腹に、ぐいぐいと押してくれるので、イタタ!となることしばしば。痛いけれど、このリハビリに耐えなくては!と顔で笑って涙を流してます。
筋肉の強化トレーニングでは、自宅で簡単にできる太もも、お尻、ふくらはぎの筋肉強化トレーニングを習います。
また、最近はじまったのが、左足一本で立ち、バランスを取る練習。左足一本で立ち、頭を右に振り、左に振り、また右に振る…というのを繰り返します。右足なら全く問題なくできる動作なのに、手術した左足ではなかなか難しいのです。これができるようになると、柔らかいスポンジの上に立って同じことをしたり、左足で立ってキャッチボールするといった練習もしています。
セラピストの役割のひとつは患者を勇気づけることでしょうから、彼の言葉を鵜呑みにすることはできませんが、今のところ、僕の回復状況はかなり良好で、手術後5-6週間後くらいのペースで膝が回復しているとのこと(実際には術後4週間)。という訳で今のところは全く順調です(僕の場合、ドナーの腱を利用してACL再建手術を受けていますので、当然ながら自分の体から取り出した腱を利用するよりも回復が早いです)
ただ、時折、日によって左膝の調子が悪いときがあります。歩くと膝に痛みを覚えたり、膝からカチッカチッと音がしたり、膝を曲げた時に何かが挟まるような感覚を覚えたり… と、どうもしっくりいかない日もあるのです。
リハビリに通っていて、ひとつ分かったのは、そういう調子が悪い時にも、マッサージや軽く膝を動かすと、不思議と痛みや違和感が消え、快適に膝が動くようになるのです。
セラピストに聞いたところ、できるだけ膝を動かすように努めていた方が良いとのことで、実際に、机に状時間座っているなどして、膝を動かさずにいると、膝の動きが明らかに悪くなります。
なので、日頃からできるだけ膝を動かすように努めています。
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