僕の隣のオフィスにいる台湾人の同僚。

彼はSaratogaの一軒家に住み、子供が4人いて、一番上の子供はハーバードかどこかの超有名大学に通っている。彼はかつて日本語を習っていたそうで、片言の日本語を話し、また、2,3年前には西日本に家族旅行に行っている。

今朝、そんな彼が僕のところにきていつものように雑談したのだが、彼が、「今朝、母親と日本語で会話したよ」と言ってきた。

僕は、へー、君の母親は日本語が話せるの?と聞き返した。曰く、彼の母親は日本統治下の台湾生まれで、10歳くらいまでは日本人として育ったとのこと。

少なくとも日本に好感を抱いているであろう彼とは、腹を割って、歴史認識など話し合ってみたいとは思うが、しこりを残すことなくそういった話をできるかどうか、いささか疑問は残る。触らぬ神に祟りなしと、無難にその会話を終えてしまった。

他人事のように感じていた歴史認識問題だが、自分の内側にもその問題はあることを痛感した出来事でした。

投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2015年9月28日(月) 18:21