衝撃のNewsが業界を駆け巡った。先週、Charteredの米国社長のArthur Kuo氏が退任したのである。Arthur氏は2003年秋、当時の古巣であったUMC米国(当時VP of Sales)から競合のChartered米国へ移り、米国のPresidentとなった。UMCから直接の競合であるCHRTへ移ることには風当たりも強く、当時は2ヶ月間の休養期間をおいてからCHRTへ移ったのを覚えている。CHRTへ移ってからというもの、UMC時代に培ってきた人脈を利用して顧客をCHRTへ引張ってきた実績もあった。今回の退任劇はどのような背景からかは推測しかできないが、CHRTは元Motorola出身の幹部が多く、台湾系のArthur氏のやり方を気に入らない幹部(や従業員)が多くいたような感があった。ビジネス文化や習慣の違いもそうだが、それと同時に自分の腹心を一緒にCHRTへ連れてこなかった(これなかった?)ことによって孤立してしまったのかもしれない。さて、新天地に関してはまだ正式な発表がないようなのでここではコメントを差し控えておきたい。いづれにしても、Arthur氏には以前色々とお世話になったことがある方である。新天地での活躍を期待したい。
投稿者: シリコンバレー発 脱藩組の挑戦 投稿日時: 2005年7月13日(水) 23:50- 参照(867)
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