大学を卒業して働き出してから、ほぼスポーツというものをしていなかった俺ですが、初エントリーした京都マラソンを完走できました。

で、まあ、もしかすると参考にしたい人もいるかもしれないということで、やったことをまとめておきたいと思います。
終わってからは時間がたってしまいましたが、ちょうど大阪マラソンのエントリーもはじまったんで、皆で走ろうぜ!ってことで。
運動していなかった期間とそもそもの素質について
中学・高校は部活なしで授業の体育のみでしたが、大学では肉体労働系のバイト(引越し)やなぜか4年間やりつづけた授業での体育なんかがありましたので、それなりに体を動かしてはいて、まあそれなりに体力はあるほうかな?とは思ってました、当時は。
しかし卒業以降はさっぱりやってません。スキーとゴルフは遊びとして少しやりましたが、スポーツってもんじゃないかと。
で、そもそもの素質ですが、長距離苦手です。小中のマラソン大会(数キロ程度のもの)は常に最下位グループでしたし、高校のマラソン大会にいたっては三年間全てサボりました!
短距離は普通に走れたのですが、ほんとに長距離は嫌い!たぶん、この記事を読んでる誰よりも遅かったと思います。
アメリカに住んでた頃はアパートのジムとプールにたまーに行ってはいたんですが、週1でいくかどうかだし、時間も30分程度と、運動してると人に言えるレベルではなかったです。
ちょっと運動をはじめた頃の話
アメリカで子供ができて煙草やめて、日本に帰ってきて二人目も生まれて、ってなりまして、やっぱり親として病気とかしてられないし、子供より先に死ぬようなことがあってはならん!という意識はもう強迫観念のように湧いてきたわけですが、気がつけば体重は大学生のときから+20kg、健康診断ではコレステロール値がつねに要注意、あげくのはてにメタボリック呼ばわりされる始末(まあ、実際メタボリックでしたけどね)。
とりあえずコレステロール値を正常にしたいのと、メタボだけはなんとかしよう!と思い立ちまして、自転車に乗り始めたのが2010年の5月。

自転車といってもPAS BRACE-Lという、スポーツタイプの電動アシスト付自転車ですけどね!
それでも自転車にのって片道15kmの通勤、逢坂山と九条山を越えるけっこうなコースを走り、自転車の楽しさを感じながらいわゆるダイエットを開始しました。
が、記録によると2010年は別に体重減ってませんね、マジメにダイエットをやりだしたのは2011年の夏ごろからです。
マジメにダイエット・・・運動習慣を付けろ!
その2011年夏ごろからのダイエットですが、これはうえちゃんという親友の影響です。まあ、一緒にやる人がいると捗るわけで。
内容はホントにフツーのダイエットで、カロリーをちゃんと計算して記録して、運動もカロリーを計算して記録して、ってそれだけです。
運動の内容はほとんど自転車ですが、寒くて自転車に乗れなくなった12月、ついにジョギングをはじめてみました。
最初のジョギングはわずか2.9kmでしたが、死ぬかと思うほどキツかったのと、3日ぐらい筋肉痛がとれなかったことを覚えています。
次に走ったのは同じ月の月末、今度は5kmちょっと走ることができましたが、やっぱりキツかったです。
そしてそのまま正月、実家に帰省してましたがシューズを持って行き、1日2日3日と少しずつですが走ることができました。
なんでこんなにマジメにやったかというと、やはり、ダイエット失敗するのが嫌だったんですね。
ダイエットなんていくらやってても、正月って実家帰ってごろごろしておせち食って酒のんで、ってなるので、必ずリバウンドしますから、もう、それだけはいやだと、カロリー計算してレコーディングしてますから、失敗もはっきりわかるわけです。
で、正月三が日走るという事により、「俺はこれでジョギングする習慣がついた」と思い込むことに成功して、それなりにジョギングすることが出来るようになりました。
最初はほんと嫌だったんです、長距離苦手だし、キツイし、全然速く走れないし(このころうえちゃんは時速10km以上で走ってたんですが、僕はどうがんばっても8kmどまりです)、だけど、こういう思い込みは大切で、俺はジョギングする人になれたんだ!別に遅くてもいいんだ!って思えるようになった、これけっこう重要だったと思います。
ダイエットにだいたい成功したと思われ
そんなこんなで2012年の春まではぼちぼちとジョギングを行いながらダイエットを継続、春あたたかくなってからはやっぱり自転車にもどっちゃって、さっぱり走らなくなりましたが、それでもダイエットは継続。
ちょうどそのころNHKではじまった番組「趣味Do楽 3か月でフルマラソン!」を録画して視聴しました。
これは、この時点ではフルマラソンなんて走る気は全然なかったんですが、暖かくなってジョギングから自転車に移行したけど「俺はジョギングする人なんだ」っていう思い込みをキープするために観てたのです(笑)
(結果的には、ホントにこの番組を観ておいてよかった、NHKに法外な受信料払っててよかった、と思えましたが。)
で、GWに行った人間ドッグでもコレステロール値含めて数字はほぼ正常になって、メタボでもないです!というお墨付きももらって、2012年の夏には、体重は今と同じ72kgぐらいになって、だいたいダイエットは成功したな、という感じになりました。
京都マラソンにエントリーしたよ
その夏、ダイエットはだいたい成功したな、細くはなくともメタボではないので、もう体重的にはそんなに減る必要はないかなー、けど体脂肪はまだ減らしたいなー、などというゆるふわな考えの中で、リバウンドしたくねー!絶対リバウンドしたくねー!という、リバウンドに対する恐怖はものすごくあったのです。
ちょうどその頃に京都マラソンのエントリーが開始されてたんで、冬にはジョギングするからなー!という考えのもと、まあダメ元だってことで応募してみました。
このときは「通ったら練習するわー」なんて言ってたのですが、「通ったらいいなぁ」とも思っていたんだと思います。
で、10/29に当選通知。びっくりですがそのときすかさずこの本を買いました!
うん、あの番組見といてよかったわ〜、と。
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春にTV観といてよかったです。計算では12/10からはじめて間に合うもんね、まだまだ余裕余裕、と(笑)
あんまりマジメに練習できなかった年末
その後寒くなり、また運動は自転車からジョギングへうつりかわったのですが、まあジョギングはできるようになってるものの、さっぱり早く走ることはできず、また、京都マラソンの制限時間は6時間しかなく(東京や大阪は7時間)、自分のゆっくり楽に走るペース、時速7kmだと、完走が危うすぎる計算(7km×6時間=42kmなんで足りない)というわけで、不安はつのりまくりです。
runkeeperやendomondoで、知り合いのジョガーの速度をみてると、特にレースにエントリーするようでない人でもだいたいみんなフツーに10km/h以上で走ってるのですが、僕はさっぱり速く走れません。
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このあたりの本を読みふけるも、速く走るのに対する苦手意識が払拭できないのか、さっぱり速くならないのです。
5kmで40分前後だったんですが、なんとか5kmを30分切ることを一度やってみようと、11月は5km走のジョグを徐々にペースアップしながら頑張ってみまして、11月29日にはなんとか30分を切ることに成功しました。すげーキツかったけど。
しかし、そのあとちょっとした燃え尽き症候群でサボり、重い腰をあげて軽く走ってみると、やっぱりタイムは元通りに・・・そしてその後仕事が忙しいのと寒くなっていくのとで、完全に走るのをサボってしまいました。
年が明けたら本気出す
さあ、年末ずーっとサボってしまった、もうだめだ、おしまいだ、走る前からリタイヤしちゃお、やっぱりフルマラソンなんて無理無理。とはならず、正月3が日全部走った去年のことを思い出して、再始動です。
3が日全部は無理でしたが、1日と2日に軽くジョギングすることに成功し、マラソンに向けて本気だすときがやってたということで、いくつか目標を立てて見ました。
本番までに一度はハーフの距離を走る、トータルで200km走る、体重は今の72から68まで絞る。
が、次に走ったのは13日、その後は27日と29日で、1月のランは5回トータル30km足らず・・・体重ももちろん減らしてません、減らしてないから。
おおげさな目標はともかく、このままのペースでは絶対に完走できない!脳内では収容バスでぞんざいに扱われる囚人みたいな自分の姿、同僚の哀れみの表情、家族からの軽蔑の眼差し、京都マラソン落選者からの罵声が飛び交います。どうすんだ俺!?
スポーツクラブで練習だ
と、いうわけで2月からはスポーツクラブに入会し、せっせとトレッドミルを走り出しました。
スポーツクラブ・トレッドミルのいいところはいろいろあります。仕事帰りに行けるし、天候に左右されないし、エアロバイクでのウォームアップもできるし、膝への負担も軽いし、シャワーもすぐにあびることができるし、お金払ってるんで行かなきゃ!っていう強迫観念も生まれるし(笑)
仕事帰りのスポーツクラブ、週末には琵琶湖の湖岸、と走り、それまでは最長でも90分しか走ったことはなかったのですが、120分のLSD含めて2月はなんとかトータルで100kmを走り、8km/hで走り続けることはできそうだな!という感触を得ることができました。
あとは、年始にたてた目標のうちせめて1つはクリアしようということで、本番3/10の1週間前、3/3ににハーフの距離を走りました。
心拍的にも余裕があったんで、2:38のタイムを倍しても5:16分、本番ではこれに+20分して5:36分ぐらいでいける!もう絶対完走できる!という思い込みはこの時点で完全に出来上がっていました。

あっという間の本番
当選通知をもらったときは、まだまだ先の話だと思ってたのですが、練習をはじめてみると、ホント、あっという間に本番です。
前々日からカーボローディングと称してうどんにごはんに唐揚げ定食と食べまくり、まあ僕の場合この「カーボローディング」という言葉を使いたくてエントリーしたようなものですので、ここぞとばかりに食べまくりでしたが、ラーメンはあっさり系にして油モノはなるべく避ける(唐揚げは食べたけど)など、一応気は使ってましたが、ダイエット開始以来ここまで食べたことはないという量を2日食べ続けたので、ちょっと胃もたれ気味でしたが、まあ、なんせ、食べれて嬉しいんで、大丈夫。
当日は朝4時30分に起き、朝ごはんはこれまたカーボローディングで、お餅5個です。
前々日からお酒も控えていたので睡眠もバッチリ、体調的には気になることはまったくない状態で、あとは、走るだけ!
電車で西京極へ向かいます。地元の駅ではランナーっぽい人はいなかったのですが、途中でどんどんランナーっぽい人が増えてきて、「ああ、ついに本当にマラソンに行くんだ・・・」と、ちょっと緊張しつつもかなり嬉しい感じに・・・
烏丸御池の駅からは偶然同僚に遭遇し、そこからは一緒に会場へ向かいます。
四条から阪急に乗り換えるときには、まわりはほぼランナーの状態で、フワフワした気分がどんどん引き締まってきました。
無事完走できたよ
スタートについては、予想タイム毎にグループ分けされ、当然後ろの方になります。で、京都マラソンでは、西京極のメインスタンドが正規のスタートなんですが、遅い方のグループは隣の補助球技場にならんでそこからのスタートになります。
すると開会セレモニーやらなんやらは全く見えないわけで、キヨピーの声だけは聞こえてくる、アルファステーション聴きながして運転してるみたいなリラックスムードでのスタートでした(笑)
走りについては、終盤相当ペースが落ちましたが、歩いてしまうことはなく、走り切ることができて、ほんと満足度はすごかったです。
Running Mar 10, 2013 :: 8:30 AM – 1:58 PM
ダイジェストでお伝えしますと、こんな感じです。
10kmまで、ペースをつかむのに必死というか、とにかくこんな人混みの中を走ってて、これはちゃんと自分のペースで走れてるのだろうか?という不安がけっこうありました。endomondoで1kmごとの時間はしゃべってくれるのですが、ヘッドフォンをつけてないので音量を最大にしても人が多いせいでいまいち聞き取れないし、始まってすぐなのにすごいスピードで抜かされたり、逆にすでに歩いてる人がいたり、微妙なスピードの差ですごい邪魔なポジションになったり(お互い様)とカオス状態。けどまあ、転倒したりするようなことはなく、徐々に慣れて行ったのと、進むに連れてまわりも同じレベルの人になっていきますから、最初の10kmまでに慣れた感じです。7km地点の嵐山近辺では、家族も応援に来てくれていたようですが、残念ながらお互い気づきませんでした。
20kmまで、1体も十分あったまり、15kmを過ぎたぐらいでしょうか?本調子になってきたことをひしひしと感じながら走りました。とにかく先が長いので調子にのって飛ばさないように、この後に狐坂あるから!セーブしとくんだ!そんなことばかりを考えて走ってたと思います。12km手前の御室仁和寺の前では、家族が応援に来てくれていたのを見つけることができ、駆け寄っていき、激励してもらいました。大勢の人の中見つけることができて本当に良かったです。
30kmまで、狐坂より前の22kmの地点で、また家族と合うことができました。このときは姉夫婦もいたのですが、走りの調子がすごくいい感じだったので、とくに立ち止まることはせずに、ハイタッチをしてそのまま走り抜けました(笑)。そして狐坂では小刻みなステップで走り、そのまま歩かずに登りきれて、ものすごい自身ができてしまいました。もう100%完走できるぞ俺!ってこのあたりで確信していました。で、27km過ぎあたりでトイレ休憩。ここでちょっと体が冷えてしまい、雨もあっていきなりガクッと力が入らなくなって・・・だけどここからはしばらく平坦orやや下りなコースなので、ペース的には保てたまま走ることができたのです。
そして37kmの今出川通の登り、さすがにペースダウンです。だけど歩くことはなく、一歩ずつ噛み締める感じで走り続けました。辛くはないです、むしろ楽しいです。この、終盤の感じ方は人それぞれらしいですが、僕は
「ああ、もうあと10kmしか走れないんだ・・・あと5kmで終わってしまうんだ・・・」
みたいな、いつまでも走っていたいというと大げさですが、マラソンってものがこんなに楽しいなんて、そしてこんな楽しいことが終わってしまうなんて・・・というような感情が沸き上がってました。
正直、あんな気持ちは予想外です。普段練習しててもランナーズハイにもなったことがないし、「ランニングしてるとアイディアが浮かんでくる」なんてよく言われる話には非常に否定的です(頭空っぽにして浮かんだアイディアとか言っても、どうせロクなもんじゃねーぞそんなもん!Tポイントカードを図書館カードにしてもそんなのイノベーションでもなんでもねーぞ!みたいな(笑))。ゆっくりペースを保って走ると気持ち良いというのは感じてましたが、感激するようなことはありませんでしたので、ほんと、ちょっと、これはクセになるんじゃないか?やばいんじゃないか?って思いました。
そんなことを考えながらも、無常にもゴールはやってきます。残念ながらゴールまぎわでの家族の応援は見つけることができませんでしたが、感激のあまりというか、一人でも物凄く満たされた感じがして、もうそんなのどうでもいいや!ってなってました(笑)。

ゴールの後は、門川市長と握手して、タオルとメダルをもらって、いろんなうめき声のあがる着替え部屋で着替え、応援にきてくれてた家族と合流し、一緒に電車で帰りました。
嫁も実は僕が完走できるとは思ってなかったようで、どえらい褒められてしまったことを覚えています。
晩ご飯は、嫁も子供つれて応援にきてくれたんでクタクタってことで、ピザの出前をとってワインで乾杯しました。
そしてその後
ゆっくり目の自分のペースで走りきったといえど、やはりフルマラソンの距離というのは人間の体に大きな影響を与えるようで、以下のような被害?がありました。
- 右足の中指の爪:まっくろに。剥がれてはないけど爪としては機能はしてないと思われ。
- 筋肉痛:2日間歩くのが苦痛な状態。
- 左膝の違和感:違和感が1週間後に痛みに変わりました。その後1週間で痛みは無くなりました。
そして終了後のジョギングですが、まだまともに走れてません。
1週間後にようやく自転車20km漕ぎ、2週間以上たってからようやくトレッドミルで5km、しかも歩きまじり、という感じです。
休息したことによりスタミナが切れてるのかな?と思うのですが、自転車だと割と大丈夫なんで、やはりまだ少し足腰にダメージが残ってるのかも?とはおもいますが、いずれ走りだすつもりではあります。
そして大阪マラソンへは、会社の走る仲間とグループエントリーをすることにしました。
そう、走りたい気持ちはいっぱいあるのです!まだロクに走ってないけど(笑)
長々と書きましたが、言いたいことは簡単で、フルマラソンなんて誰でも走れるようになる!そんなにきっちりした練習をしなくても、そこそこの練習でいけるぜ!オマエラも走れ!走ればわかるさ!ってことです。
- 参照(147)
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