ラーメン人気がとどまるところを知らないベイエリアですが、(日本の)カレーもひそかなブームじゃないでしょーか。
(ハウス食品が経営する)カレーハウス、ムラッチーズ、curry.jp、japa curryなどなど、カレーを専門に扱うお店(フードトラック含む)が出来ていて、結構な賑わいを見せています。
そんな中から噂のカレーが評判の(?)店を3店ほど。
トップバッターは、サンノゼはリンガーハットのカレー。
リンガーハットってカレーの店ぢゃねーだろっって突っ込まれそうですが、ここは噂の店です。
何故リンガーハットが噂の店かと言うと、サウスベイに通勤する友人が、「リンガーハットのカレーがベイエリアで1番美味い!」と言っていたから(個人的な噂でスンマセン)。そこまで言うなら、どんなカレーか食べてみたくなったという訳。リンガーハットは、席数も多いし、味も悪くない、値段も安い、スタッフも好感が持てる(中南米系のスタッフが笑顔でがんばっているのを見るとなんか応援したくなってしまう)のでミツワに出かけるときなど結構利用するものの、食べるのはいつもちゃんぽんか皿うどんばかり。
今回もちゃんぽんか皿うどんに食指が伸びかけたけれど、そこはきっぱり諦めて、コロッケカレーをオーダー。
ほどなくしてサーブされたのがこちら。
平べったい大き目の皿に平らに盛られたカレーには具らしきものは皆無。個人的には家庭的な具沢山カレーが好きなだけに、ちょっと残念。
で、肝心のお味なんだけど、結構辛い・・。辛さを選べたのか忘れちゃったけど、選べたにしても自分はレギュラーかそれに準ずるのを選ぶので、これがレギューラーの辛さだとすると、ちょっと辛めかな。
ここのカレー、いろいろな食材のテイストが交じり合うというよりは、極めてシンプルな感じ。もう久しく食べていないので勘違いしているかも知れないけれど、誤解を恐れずにいうと、日本のCoCo壱番屋のカレーに近いような気がする(でも、その友人には否定されたので違うのかと)。
カレーの好みは千差万別。個人的には、あまりヒットしませんでした。
比較的最近、Mountain ViewにオープンしたのがCurry.JP。カレー専門店、かつ、今、ベイエリアで勢いのあるShabuwayグループとあって注目のお店です。
このCurry.JP、お店が分かりにくくて探すのにちょっと苦労。何が難点かというと、Curry.JPのWebSiteにある次の地図なんだけど、
これを見ると、shabuwayとcurrry.jpは1ブロックほど離れていているように見えますよね?
なので、Cherry Laneを探してお店に向かったんだけど、そのストリートが見つからず。仕方ないので、shabuway側からお店を見つけようと方針転換して分かったのは、実は、Curry.JPとShabuwayは同じ建物だったってこと。1つの建物の賑やかなCastroストリートに面している方がshabuwayで、路地を奥に入った建物奥にある、多分かつては倉庫か何かだったところを改築したのがCurry.JP.. みたいな感じです。なので、Curry.JPに行かれるかたは、Shabuway目指して行ってください。よくよく見直してみると、Curry.JPのストリートアドレスは Castroになっているじゃないですか。なんだよ、この地図!プンプン!
Curry.JPのお店自体すごく小さくで席数16席。子連れではちょっと厳しいかな。でも店内は小奇麗でテーブルデザインなんかも統一感のあるデザインで狭い店なりに凝っていました。
カツカレーをオーダーしたんですが、カレーが出てくるのが結構早くてちょっとびっくり。カレーがつくりおきされているのは良いとして、カツも揚げてあった?
ここのカレー、いろんな野菜や果物を摩り下ろしたものがカレーに溶け込んでいるようで、なかなか複雑な味わいでgoodです。
ただ、如何せん、どうも味が濃すぎるんですよ。たまたまカレーが煮詰まっちゃった日に当たっちゃったのかも知れないけれど、カレーの味が濃くてご飯に逃げざるを得ませんでした。
決して辛い訳じゃないんだけど、こんなに濃くなくても良いのに・・って思った次第。ゆで卵とかキャベツが(少しだけど)添えられているのはgoodでしたけど。
もう、自分が年取って、あっさりしたものを好むようになっちゃっているのかな?
また近くに立ち寄ることがある際には、食べてみてもいいなとは思います。
さて、最後は個人的に好感の持てるラーメンパーラーです。
何に好感が持てるかというと、ラーメン屋なのに、ラーメンは美味しくないがつまみは旨いので、飲みに行くのにはgoodなのです。また、以前、この店の店員に「どのラーメンがお勧めですか?」って聞いたら、「カレーラーメンが、日清のカップ麺みたいに美味いんですよ」って言っていました。それ、褒めているの?(笑
でも、こういう店員さん、好印象です(おもしろいから)。
そういや、先日、ラーメンパーラーのラーメンが美味かったという噂を聞いて、ひょっとしたら何か変わった?と訪れたんですが、決して美味くありませんでした(ラーメンは)。でも、そのとき、ランチメニューにふと目がとまり、つまみが旨いのだからランチメニューもラーメン以外はイケるんじゃないかと気になっていたんです。
で、ランチメニューのカレーを食べてみたんですが、
これが個人的にヒットです。
ここのカレーは、日本のファミレスのカレーです。
口にカレーを含んだときの口当たりはやわらかく、バランスが取れた味わいが広がり、そのあとでピリリと辛さがきいてきます。
自分が好きなカレーってどんなのだろう?って考えてみたところ、新宿中村屋のカレーバイキングのカレーなことに気づきました。どちらかというとマイルドで刺激は少なく万人受けしそうなカレーです。今回紹介した3店の中では、ラーメンパーラーのカレーが一番それに近いカレーでした。
さらに、この店のカレーは、カレーがグレービーボートでサーブされる上、つけ合わせのサラダも結構のボリュームがありました。写真は、オーダーしたミックスフライカレーで、エビフライとチキンカツが、水菜と大根のサラダの上に乗っています。ウスターソースにタルタルソースまでついています。ライスもお皿に乗っているんですが、グリルされた野菜なんかがちょこんと添えられて、なかなか凝っている感があります。
と、いう訳で、今回の3店の中ではワタシの一押しは、ラーメンパーラーのカレーです。カレー単体で勝負ってよりも、総合的に見てボリュームもありました。ちなみにお値段 $11.50-でした。
しかし、毎回この店に行くたびに不思議なのは、お客のほとんどがラーメン食べているんですよね(日本人客はあまり見ない)。サンタグループ(さんた、ラーメン道場、ラーメンパーラー)は中国人客のハートをがっしり掴んでいるって点でビジネスでものすごい成功しているのは揺ぎ無い事実と思うんだけど、日本人ウケするラーメンも作って欲しいよなー、でも成功しているんだからそんなリスクを冒す必要もないか。
- 参照(142)
- オリジナルを読む