先週の金曜日、3年越しのラブコールがようやく実って(笑)、大隅先生をJBC/LSJジョイントフォーラムにお迎えすることができました。LSJの加藤(ポリ)さんとかわりばんこに、一部はいっしょに、朝10時のSFO到着から夜10時過ぎまで、二つのトークを含むぎっしりのスケジュールで引っ張りまわしてしまって、さぞお疲れかと思いきや、ゲストハウスにお戻りになった後、なんと前日のSalk研究所訪問をブログにアップされておいででした(^o^)。さすがにいつもたくさん歩き、長時間の講義をこなし、本を書き、論文を書き、手直しをし、査読をし、ラボメンバー、GCOEメンバー、大学広報その他の面倒も見、国内外を講演や会議に飛び回り、さらには学会の主催もされ、そしておそらくもっともっとのことをされ、実はクローンが2,3人いるのでは?と疑いたくなるほどのお仕事をされていらっしゃるだけのことはあります。そして今回のことも早速ブログに!JBC/LSJジョイントフォーラムでは、「心のエネルギーをチャージするには」というテーマでお話しいただきました。先生ご自身もブログにお書きいただいているとおり、JBCにはバイオ研究者だけではなくIT関係やビジネスマンその他、様々なバックグラウンドの人が来ます。今回は高校生も3名ほど。そういったヘテロな聴衆に土台となる最先端のサイエンスも理解させながら、いくつもの要素を絡みあわせて結論へと導いてゆくストーリー展開は、さながら緻密に仕込まれたミステリーを小説を読んでいるかのような感覚でした。コドモでもオトナでも神経細胞の新生は続くこと、それを妨げないようにして、できれば促進するのが、脳の健康にとっておそらく大事であること、古くからある神経細胞よりも新しく作られる神経細胞の方が心のエネルギーにつながるかも知れないこと、そして運動や脂肪酸が神経新生に需要な役割を果たしていること、などなど、興味深く聞かせていただきました。お名前はよく知っているけれども「”生”大隅教授」は初めてという人も多く、また久しぶりの再会という人もいたりして、終了後も先生の前に人の列が途切れず、なかなか懇親会への移動ができなかったり(^^;)。その後、いつものピザ屋さんでの2次会にもご参加いただき、みなさんといろいろお話ししていただきました。Stanford内のすべてのアレンジをしていただいた加藤さん、ありがとうございました。そしてご多忙なスケジュールの合間をぬっておいでいただいた大隅先生、本当にありがとうございました。

投稿者: A-POT シリコンバレーのバ... 投稿日時: 2010年11月21日(日) 11:55