楽しさの舌
何か新しいアイデアを考える時、それを楽しんでくれる人がどれくらいいそうかを想像しながら考える。たとえばはてなハイクで新しいキャンペーンを開催するんだけど、どんなイベントにしたら楽しいだろう、という話になったら、いろいろアイデアが出てくるんだけど、それを実際に想像してみてどれくらい利用者が楽しんでくれるかによってアイデアの優劣を判断しようとする。キャンペーンに限らず、新しいサービスや新しい機能を作る際にも考え方は同じだ。 その判断に必要なものは何なのかなあという事を考えていたんだけど、それは感度が良くて精度の高い「楽しさメーター」を自分で持つ事だと思った。自分が感じる楽しさ、他人が感じている楽しさを普段から正確に測り続け、多くの人が何をやっているときに一番楽しいと感じているかという情報をたくさん自分の中に蓄えておく。そうする事でようやく、いろいろなアイデアの中から秀でたアイデアを見つけ出す事ができるように思う。要するに「楽しさの舌を肥やせ」という事だ。 例えば優れた料理人というのは、もちろん調理技術が一流である事は前提としてあるだろうが、その上で味の差をつけるのは「舌」のはずだ。たくさんの美味い料理に接し、自分の中で「美味さのメーター」である舌の感度、精度を上げる事で一流の料理が作れるようになるのだと思う。どれだけ包丁を超絶技巧でさばく事ができても、舌が無ければ美味い料理なんて作れないはずだ。

