Yahoo!が揺れている。Microsoftに攻撃され、Icahnに攻撃され、ユラユラしている大事なときに、役員信任投票の株主投票の数え方を間違えた、という非常にアメリカンな事件。間違いを起こしたのは、株主投票の委任状(proxy)を数えるのが事業のBroadridgeという会社。リストされている事業の最初の方に「委任状処理」とあるので、これが本業。売上$2 billion、2000億円プラス、という会社です。で、委任状を数えて資料を作るときに、一番大きい桁の一文字を間違えて消してしまった・・・ということらしい。「一番大きい桁」ですよ。さすがアメリカ人だ。すごい。こういうときに陰謀説を唱える人もいると思うが、まぁ、アメリカ人の場合、悪気のない単なるミスの可能性の方が大きい・・・と思いませんか。私は思います。Yahoo!に関して言えば、数えなおしても信任投票の結果が変わるわけでは無いのだが、思いのほか現役員を嫌がっている株主が多いことがわかった。「新たな投票結果を、Yahoo!の現在のマネジメント・役員を除いて集計しなおしたら」、というNew York Timesの試算では、信任する・しないの比率はJerry Yang - 61:39Roy Bostock(会長) - 54:6446ということで、Jerry Yangの方は数えなおしてもまだまだOKだが、Roy Bostockの方は結構ぎりぎりだ。以前、超有名アナリストのMary Meekerが「3桁間違える」というすごいミスで、「YouTubeの売上はすぐにでも5000億円!」というレポートを発表してしまったことがあったが、今回の方が深刻ですね。Broadridgeの社内品質管理は大丈夫なの?という・・・。余談ながら、これまでマイクロソフト買収攻撃にさらされてからのYahoo!の一連の動きとそれに関する報道を見て、私は二つ驚いたことがあります。それは

Jerry Yangについては、お飾りCTO的存在で攻撃されたら簡単に諦めるのでは思っていました。David Filoは、もう一人のファウンダーですが、とっくの大昔にリタイアして、アリゾナでハンググライダーに乗ったりしてるのでは(←特に根拠はない)、と思っておりました。

投稿者: On Off and Beyond 投稿日時: 2008年8月6日(水) 20:54