2008年6月2日(月) 6日目 晴れ■ 場所: グラナダ(Granada)■ 移動: バス■ 宿泊: Plaza Nueva ★★★(@グラナダ) €88.00 (ツインルーム)本日のイベント ・アルハンブラ宮殿8:00起床。スペイン旅行も後半戦。体も胃もちょっとお疲れ。9:00朝食。さすがパラドールの朝食ビュッフェ。朝から Cava (スペインのスパークリングワイン)がサーブされ、ハモン、サラミ、豚の血ソーセージ(スペイン版ブータン・ノアール?)、チョリソ、スパニッシュオムレツなど。10:00パラドールをチェックアウト。今日目指すのはグラナダのアルハンブラ宮殿!マラガからグラナダまでは中距離バスで移動。タクシーでバス乗り場へ。この日のタクシーでは荷物代は0.45ユーロ。昨日は6ユーロも取られたのに。(※荷物代は距離に比例しません。)こうやってタクシー移動が増えるなら、レンタカーで周り続けるのもありかも。ガソリン代やパーキング事情などはあるけれど。10:15バスターミナル Estacion de Autobuses。10:15 発のグラナダ行きのバスにぎりぎり間に合わず。11:00 まで待つ。バックパッカーの旅行者多し。マラガからグラナダまでのバス代は1人9.38ユーロ。11:00バスの出発時刻。スペインのバス停は、待ち列とか順番とかいう概念はないのか?時間が来るとみんなぐちゃぐちゃに押し寄せる。席を確保し、出発。バスから見える風景は緑の草原に赤い花。モネの絵みたい。12:40グラナダ到着。市バスで中心地のヌエバ広場へ向かう。市バスは1人1.10ユーロ。停留所のアナウンスはないので、バスストップを凝視しながらヌエバ広場近くで下車。今日のホテル Plaza Nueva にチェックイン。ホテルはヌエバ広場の真ん前でとても便利な場所。どう見ても辺りにパーキングは見つからず、バスで来て正解だったとしみじみ。人気のアルハンブラ宮殿は、混雑期は入場制限があるらしく、私たちは夕方6時のチケットを事前予約済み。(このチケット事前予約、本当に本当ーーーに大変だったらしい。その苦労談は後述。)それまでの間、旧市街のアルバイシン地区へ出かけることに。14:00アルバイシン地区(Albaicin)は、イスラム時代の街並みが残るグラナダの旧市街の中でも最も古い地域で、世界遺産にも登録されている。まずはサン・ニコラス広場という、アルハンブラ宮殿とアルバイシン地区が一望できる見晴らし台へ。サン・ニコラス広場へは、ヌエバ広場前から出ている赤いミニバス(32番)に乗って行く。ガイドブックには歩いても行けるとあったけれど、結構な勾配だったのでバスで正解。帰りは下り坂を散策しつつ歩いて降りる。現在のアルバイシンは、昔の屋敷を利用した豪邸と廃屋が混在し、細い迷路のような路地に白い家並みが続く。迷わないよう、バスで来た道を辿っていかなきゃ。白い壁&カラフルタイルとは一転、さびれた感じが魅力的な石畳の町。ところがこの地区、「細い路地が多く分かりにくいので、人通りの少ないシエスタ時や夜間の見学は避けよう!」なんてガイドブックに書かれてるもんだからちょっとびくびく。(だってこの時まさにシエスタタイム!) 散策中、ネコをたくさん発見。このコ美人☆そうそう。Los Gatos ってスペイン語でネコという意味。イヌは Los Perros、カモは Los Patos、コガモは Los Patitos。むふ。16:0018:00 にはちょっと早いけどアルハンブラ宮殿に向かう。同じく赤いミニバス(30番)。事前予約チケットを発券機より無事入手。まだまだ時間があったので、敷地内のヘネラリフェ庭園に行くことに。バラやサルビア、ジャスミンが咲き乱れる必見の庭園だとか。ところが、地図どおりアルハンブラ宮殿の塀沿いにずんずん下っていくと、、、どうやら道を間違えたらしい。標識も何もなく、同じく間違えて下っている同志多数。写真のレストラン(チケット売り場のバス停のすぐ前)の横の道を下り始めてはいけません。。17:00結局下まで降りてしまい、再び赤いミニバスでアルハンブラ宮殿へ。早めに出てよかった。宮殿内に入れるのは18時からだけど、それ以外の敷地内は見て周れる。まずはアルカサバという宮殿の中で最も古い城塞跡へ。写真は騎士たちの住まいや馬小屋が設けられていた中庭。古代のお風呂みたい。18:00いよいよアルハンブラ宮殿に入場。いや、すごいです。まぢで。目がくらみそうな細かい鍾乳石の彫刻。いずれの壁も柱もアーチも手抜きなく。二姉妹の間の天井。これも細かい細かい鍾乳石の彫刻の結集。ただひたすら見上げて、、ため息。石とタイルが巧みに配置される。この時代の芸術センスに感嘆。石だけでなく木の彫刻も素敵なのよね。星型。(箱根の寄木造みたい。あ、失言?)12頭のライオンの石像による水時計。楽しみにしていたのに、なんと2008年12月まで修繕中。。(ライオンを見たい方は2009年以降訪れましょう。)スペイン最後のイスラム王朝。歴代の王の居城として、最後の楽園への思いを凝縮した華麗なイスラム芸術の粋。 19:30スペインの夕食にしては早いけれど、レストラン探し。疲れていたのであまりこだわる気力もなく、徒歩圏内で探す。ガイドブックに載っていたお店へ。まずはお疲れ様のシェリーで乾杯。注文したのは、複数の方から絶品!の呼び声高かった念願の茹でタコにスパイスとオリーブオイルをかけた一品(Pulpo a la Gallega:プルポ・ア・ラ・ガジェガ)、リベンジのガスパッチョ、大盛りハモン・イベリコ。タコは柔らかくて素朴で美味しいー。日本人的にはわさび醤油でも食べたくなる。ガスパチョは少し薄めのトマトスープ。セビリアで食べたオリーブオイルまみれはやはり間違い。付けあわせで出てきたパン・コン・トマテ(Pan con Tomate:トマト&ガーリックが乗ったトースト)が予想以上の美味しさ。 ハモン!カモーン!(実は私は2枚半しか食べてないのを夫は知らない。)お会計55ユーロ。今までの食事を考えるとかなりお高めだけど、食べたかったメニューだからね。22:00スペインでの心残り。デザートをほとんど食べていないぃぃ。。明日は早い。5時起き。早めに寝るのだ。6日目終了。-+-+-夫がとても苦労したアルハンブラ宮殿のチケット事前予約サイト。これがくせ者だった!1. https://www.alhambra-tickets.es/ というサイトに行くと、ServiCaixa という「ぴあ」のようなサイトに飛ばされる。2. English を選択。3. "Visita General Alhambra y Generalife" を選択。(英語になってないし)4. 日付を選択。5. 普通の人は standard の所で枚数を指定。(1人13ユーロ) "Select a time band" で訪問したい時間帯を選択。(チケットは時間指定) Select を押して進む。6. 名前とカード番号を入力。 ここが問題!!! 日本人は "Middle Name" が無いけど、何か書かないと進めない。"none" でOK。 カード番号を書いて "continue" を押すと、何もおこらずに ServiCaixa の トップに移動することがある。こうなってるとチケットは購入できていないので注意。 心配ならカード会社に確認を。成功すると、かならず確認画面が出てメールが来る。 私たちの場合、Chase のクレジットカードがスペインのトランザクションを Reject していた ので失敗していた模様。カード会社に電話して、制限を解除してもらうとうまく行った。 王宮に入る時間はチケットで指定されているので注意。購入で使ったクレジットカードは、チケットを現地で受け取るときに必要なので必ず携帯しておくこと。「この情報がググって出てきてたらどんなに困らなかったか・・・」 by 夫。という思いでまとめてくれました。参考になる人がいるといいのですが。※これは2008年6月現在の情報です。※サイトおよび手続きは変更される可能性がありますのでご注意ください!※実際夫も、少し古い情報を信じてはまっておりました。。噂のチケット発券機。見た瞬間、「こいつだよー!」と叫んだ夫。
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