今の会社に入って、今日で丸5年が過ぎました。だから何だって感じですが、なかなかそれなりの感慨もあります。自分で起業したわけではないけれど、当時15名くらいの規模のスタートアップに加わって、山あり谷ありいろいろなことがあったけれど、全体的には臨床まで進んだ開発品が複数出て(私もけっこう貢献できて)、大手とのパートナーシップも二つできて、社員は全部で70名くらいになりました。昨年後半から一気に採用を増やしたので、今いる人たちの半分以上がまだ入社1年以内。これってけっこうおもしろい状況ですよ。会社そのものもまだ6歳くらいですが、社員70名中40名くらいがまだ入社1年たたない、そんな状況だといろいろなことがかなりchaoticになります。混沌です。それでも当初のカルチャーを保つために、会社(マネージメントチーム)もいろいろな努力をしています。でも変化はまだまだこれからという感じでしょうか。その中で最初から今までずっと変わらずに感じることは、いつまでたっても6ヶ月先のことはまったくわからないということ。もちろんゴールは設定するしプランも立てるのですが、実際のところどう転ぶかはまったくわからない。これがスタートアップのスリルというか、醍醐味というか、まあ一番おもしろい部分かなあとつくづく思います。かっこつけた言いかたをすれば、「未来を自分たちの手で切り拓いていく!」みたいな感じ?もちろんうまくいかないとつらいことになる可能性も、うまくいく可能性の10から100倍くらいあるわけですが・・・。でもその辺まで含めて想定済み、というか覚悟の上でやってるわけなので、ダメだったからといって必ずしも落ち込む必要もないのだと思います。誤解されると困りますが、要するにそういうゲームなのです。その時々で同じ人でも勝つことがあれば負けることもあり、時の運みたいなものもある・・・。すべての要素がいい方向に組み合わさったときにいい結果が出る。そして医薬品開発の場合、臨床の結果はある意味、神のみぞ知ることですから、運と言い換えられやすい部分でもあります。でも思い起こせば5年前、5年後にこういう姿になっていると想像することはできませんでした。おそらく会社の誰にもできなかったと思います。それほどの変化がありました。会社の初期の成長とはそういうものなのかなと思います。大概のことは当初思い描いたようにはなりません。思わぬ事態に直面したときに、周りを説得しつつ変わる勇気を持つ、これが何よりも重要なのかも知れません。
投稿者: A-POT シリコンバレーのバ... 投稿日時: 2008年6月16日(月) 23:27- 参照(328)
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