米国メジャー新聞社14社の株価が、過去3年間で110億ドル、26%失われた、と。同じ期間に、世の中一般の株価はどうだったかと言うと、S&Pが17%アップ。ということで、比較上かなりつらい。
新聞の改革は、「インターネット化を推進」というだけではダメなのであった。
例えば、New York Timesは、紙からインターネットへの変革を積極的に推し進めており、最近の四半期ベースで、オンライン収入は8千万ドル、前年比26%増。(同時期の新聞収入が7億3千万ドルで、営業利益が330万ドルなので、まだ紙媒体依存度は高いのだが。)オンライン版の方は2005年から1年ちょっと有料サービスとし、月7ドル徴収、年間1千万ドル(10億円強)までのビジネスになったが、2007年9月に廃止、全て無料になった。廃止時点で23万人の購読者がいたそうです。
とは言っても、オンライン事業を諦めた訳ではなく、購読+広告、というモデルから、広告モデルにフォーカス、ということにしたのであった。一番最近の四半期のNew York Timesのオンライン収入は8千万ドル、90億円、ということで、かなりがんばっている。
投稿者: On Off and Beyond 投稿日時: 2008年1月3日(木) 23:10- 参照(262)
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