イシューてんこもりのタイトルですみません。

月曜に発表されたハーバード大学の学部生向け学費値下げ。正確には学費の「正札価格」は変わらないのだが、親の世帯年収次第で、学校が多額の奨学金を出すことにした、ということ。結果、学生の負担はこうなる:

  • 世帯年収6万ドル(約700万円まで)だと無料
  • 世帯年収18万ドル(約2000万円)までだったら、世帯年収の10%以下

前者の方は、2004年からある奨学金。(ただし、年収制限は最初4万ドルだったのが、去年、6万ドルまで引き上げられた。)今回さらに18万ドルまでの収入の家庭に救済策がもうけられたわけです。

この結果、「現在の生徒の半分以上が値下げメリットを享受する」そうな。つまり、「半数弱の生徒の親の世帯年収は18万ドル以上」なんですね。

で、あちこちのニュースで、10万ドル台の年収の「ミドルクラス」に救いの手が、となっている。まぁ、全国平均世帯収入が4万8千ドルの国で、10万ドル台をミドルクラスというか、という気もするが、親の実感には即してるんだろうなぁと思います。

投稿者: On Off and Beyond 投稿日時: 2007年12月12日(水) 22:27