Mijanaの店内丘陵地に広がる超高級住宅地ヒルズボローの有閑マダムが買い物に降りてくる街、バーリンゲーム。バーリンゲーム・アヴェニューを中心に数ブロックのショッピング街が広がる小さな街だけれど、小さい街にしては有名ブランドも店を構えていてペニンスラにしては華がある街。例えれば、ペニンスラの代官山といったところか。

この街に久々足を運んで驚いたのは、店の変遷。新しい店が一等地にいくつも出来ているってことは、消え去った店も同じ数だけあるのだろうけれど、そこに何があったかは思い出せない。時代の変遷は速いなぁとバーリンゲームの街並みに諸行無常を感じてしまったり。

そのバーリンゲーム・アヴェニューがはじまる駅前の一等地にあるのが、Mijana。新しい店だからのぞいてみるか、みたいな軽い気持ちで店に入って、席に着いてメニューを開いて、この店が今までに見たことも聞いたこともないレバノン料理の店だったことを知る。レバノン料理って言っても、所詮は地中海料理でしょ、と何も恐れるものはない。とは言うものの、メニューを見ても何が出てくるか想像できず。

ピタ(なのかな?)席についたらサーブされたのがこちらのパン。ピタっぽいけど、ピタなのかな? インドのナンのようにバターが練りこんであるこってりした味を想像していたけど、実際はかなりあっさり。味もほとんどしない。うーん、バターやミルクを練りこんだらもっと美味しく食べられそうだけど、他の食品と一緒に食べたりするのなら、これはこれでいいのかな。オリーブオイルがサーブされるのでそれをつけていただきます。

Falafel何が出てくるか分からないメニューの話に戻ります。こういうときは、直感でオーダーするに限る。
昔、エジプト旅行に行ったとき、ガイドブックにお勧めレストランとして紹介されていた店の名前をアペタイザーに見つけたので、オーダーしてみたのがこちらのFarafel($6)。ヒヨコ豆をすり潰してコロッケのように揚げたもの。ドレッシングのようなソースにつけて食べます。食感はまさにコロッケ。

Makanekこちらは羊のソーセージMakanek($9)。ちょっとオイリーだけど、羊臭さはほとんど感じません。

Shawarma Plattersメインメニューから、Shawarma Platters($17)。大皿に牛肉と羊肉のスライスとライス。量はかなりあるけれど、肉の食感は、ぼそぼそ。骨と皮だけの痩せ細った羊や牛をさばいたのだろうかと思ってしまう(そんな訳ないだろうけど)。多分、焼くときも脂身を落とすように焼いているのだろうな。この肉に比べると、日本の肉はいかに脂身が多いかが分かります。BG*さん曰く、これだけの量を食べても、きっと豚の角煮一切れの方が脂身が多いんじゃなかろうか。確かにそう思える。

Knafehレバノン料理なんてそうそう食べることもないからと、店員のお勧めするデザートを試してみた。Knafehと呼ばれるこのデザートは、細い小麦の麺状の食品でつくられた甘いデザート($6)。夜寝れなくなるかも知れないけれど、アラビア・コーヒー($3)もいただきます。Knafehはちょっと不思議な味。

この店、インテリアはアラビアチックでどことなくエキゾチック。席数はかなりあって、バーカウンターまで設けられているけど、この日はガラガラ。この先も営業続けていけるのかなぁといらん心配をしてしまうが、話ではもう1年以上もここで営業しているとか。店先では水タバコを吸いながら世間話している人たちがいるし、中近東系の人たちの溜まり場なのかも。

どの品も美味しかったけど、だんだん飽きてくるってのが正直なところ。多分、ほとんどの日本人は同じ意見じゃないかなと思われる。どれも味が強めなだけに、一緒に飲むなら重厚なワインがお勧めかも。ちなみに僕はハウスワイン(赤)を頼んだのだけれど、フルボディな味わいでなかなか美味しかったです(何かは不明)。

金曜日と土曜日は夜10時からベリーダンス付きの歌謡ショーがあるらしい。次回はショーの時に行ってみようかな。

Mijana
1101 Burlingame Ave.
Burlingame, CA 94010
https://www.mijanacuisine.com/

投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2007年11月4日(日) 09:44