南カリフォルニアを襲い多大な被害を出している山火事だが、35万人を超える周辺市民の避難誘導に活躍したのが、サンディエゴカウンティが2年前に導入した、逆911(Reverse 911)と呼ばれる電話による避難勧告システムだ。 このシステムは911通報時に消防署が電話の発進元の住所を特定できるシステムを利用し、こちらから特定のエリアに住んでいる市民に警報コールを自動発信する仕組みだ。 消防署は火災の行方を見て、次に避難が必要なエリアをシェリフに連絡。 シェリフはこのシステムに住所を入力すると、システムが自動的に1分間に264本の「避難コール」を発信する。
このシステムは初期導入にコストがかかるため、まだ導入を見合わせている地域も多く、サンタクララカウンティでもまだ未導入だ。 サンディエゴカウンティでは2年前に32万ドルを投入してシステムを導入したばかりだった。
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