~昨日の日記の続きです。と言ってもなんら繋がりはないのだけれど~翌日の日曜日、前々から気になっていたピラミッド・レイクを目指してリノを出発します。リノを離れる時にところどころにカジノが見える度に、もう一勝負してからなんて気持ちも湧き上がってきたんですが、そんな思いは断ち切って、一路、ピラミッド・レイクを目指します。View Larger Map特に、ピラミッド・レイクに何があるって訳でもないんですが、地図で見つけて前々から気になっていたのと、たまたま先日乗ったアラスカ・エアの機内誌にこの湖の紹介記事が目に留まって、せっかくリノまで来たんだからと足を伸ばしてみました。リノからネバダの砂漠地帯を走ること車で40分程度で湖に到着。Wikipediaによると、この湖は "One of the largest lakes in the United States" と紹介されているんですが、湖のそばに行ってもその実感は沸きません。ある程度以上に大きくなると、もうどれだけ大きいか認識不能です。写真に見える岩がThe Pyramidと呼ばれ、この湖の名前の由来になったそうです。アラスカ・エアの機内誌の紹介記事によると、この湖はペリカンの繁殖地なのだそうですが、残念ながらペリカンは見つけることができませんでした。ちなみに、このピラミッドレイクの北東の方角にあるドライ・レイクが知る人ぞ知るバーニング・マンの会場になっているそうで、そこも行ってみたかったけれど時間の制約もあって今回は見送り。バーニング・マンって何?っていう人はマガリスギ.netさんところにとても詳しくて面白い紹介(というか参加する人のためのガイド)が解説されていますので一度目を通してみると面白いですよ。サンフランシスコで始まった内輪のイベントが今や世界中から参加者を集める一大アートイベントになってしまったってモノらしいっす。機会があれば参加してみたい…かも。さて、ピラミッドレイク周辺は木々が全く無い砂漠です。ですが、ピラミッドレイクから南にドライブしていると、突然、前方に鮮やかに色づいた林が現れました。
砂漠の中だけに、その鮮やかな木々の黄色が一層映えています。せっかくなので立ち寄ってみました。案内板によると、Numana Wetlandsと呼ばれる場所のようです。
知らなかったのですが、このピラミッド・レイクはレイク・タホを流れ出したトラッキー・リバーが注ぎ込んでいる湖なのだそうです。このNumana Wetlandsはそのトラッキー・リバーがピラミッド・レイクに注ぎ込む少し前の川沿いにある湿地帯です。なんだか、それを知ってトラッキー・リバーがちょっと可哀想に思えてしまいました。だって、シエラネバダに降った雪たちもゆくゆくは大洋に流れ出したいだろうに、運悪く、トラッキー・リバーに流れ込んでしまったがためにピラミッド・レイクに注ぎ込んであとは蒸発を待つばかりなんて(ピラミッド・レイクから注ぎだす川はないのです)。
鮮やかに黄葉していました。赤く色づく木々はここでは見ることができませんでした。マイナーな場所なのか自分の他には誰もおらず(ピラミッドレイクでもほとんど人はいなかった)ゆっくりと静かに散策が楽しめました。
Numana Wetlandsを後にして、次に目指したのはJune Lakeです。June Lakeは今まで何度も足を運んでいる場所ですが、秋に訪れたことはありません。噂では、June Lake周辺の黄葉はカリフォルニアで一番美しいとか。時期的に、もうJune Lakeで黄葉を楽しむには時期的に遅すぎると思いつつも、Numana Wetlandsがこれだけ綺麗なのだからまだ間に合うかも…と淡い期待を胸にJune Lakeへ向かいます。ただ、Renoに戻って395号線で南下する最短コースは過去に走ったこともあるので、今回は今までに走ったことの無い道を選択します。ピラミッドレイクから南下して、Fernleyという街を過ぎ、50号線を東へ、そして95号線を南下。途中ウォーカー・レイク(Walker Lake)沿いを南下して、Hawthorneという街から南西に向かってカリフォルニアのLee Viningへ向かう道順です。View Larger Map言わずもがなですが、ネバダの道中はずっと荒地の中を走る道でした。行きかう車も少ないから、とても快適なドライブが楽しめました。景色も変わりばえしないけれど、いかにもアメリカ(ネバダ?)な景色を眺めながら、砂漠の中をドライブするのが結構楽しかったりします。途中、ウォーカー・レイク沿いを走りましたが、ピラミッド・レイクと変わらないような砂漠の中の湖でしたので、写真は割愛。
ネバダはどこまで行ってもこんな景色です。
カリフォルニアにはいる167号線は16マイルもの直線道路が続きます。ピラミッド・レイクから3時間ちょっとドライブして、June Lake Loopに到着。View Larger Map案の定、黄葉を楽しむにはちょいと時期的には遅かったでしょうか。木々は枯れだしていました。それでも、まだ色づいた葉を沢山残した木々もあり、思ったよりも美しい黄葉を楽しむことができました。
June Lake LoopはJune Lakeをはじめとする幾つかの湖水群を結ぶループ状の道路で、ここはカナダかスイスか!と思わせるような風景を眺めることができます。山は既にうっすらと雪化粧していました。
8月に来たときは鮮やかな緑色でしたが、すっかり秋の装いに。
シエラネバダの高峰は既に雪化粧。今年はスキー場がオープンするのも早いのだろうか。帰路はまだオープンしていた120号線を通り、ヨセミテを横切ってサンフランシスコに帰りました。この土日での走行距離は 750mile。よく走りました。
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