昨日、日本の人事の依頼により、日本法人入社予定の学生たちと夕食を食べながら「日本人がアメリカで働くというのはどういうことかの話」をした。移籍した人たちが全部で4人、僕が一番年下。社会人暦20年の人や、35年の人など。移籍した年もまちまち。去年は同年代の人たち(10年ぐらい)とやったのだが、やはり雰囲気が違ってくる。去年は、ほとんどの話が「僕はこういう経験をした」「私はこう思ってこうやった」といった、役に立ちそうな体験談。自分の経験を披露するが、より抽象的なレベルの解釈はあまり出てこない感じ。今年は、「こういう仕組みになっているんだよ」「こういう風に考えたほうがいいよ」といった、説明とアドバイスが主体で、具体的に自分の何がそう思わせるか、は出てこない感じ。どちらの方が記憶に残るか、どちらの方が役に立つかは受け取る学生の考え方によってまちまちだと思う。しかし、ほぼフリーフォームで話をしてもらうと、内容の抽象度は年齢(経験年数)と結構相関するものなのかもしれない(サンプル数少なすぎだが)。ありきたりな結論だが、次にやるときには職種ダイバーシティだけでなく、年齢ダイバーシティも考えたほうが良さそうだ。もともとの人数プールが多くないので、それほど悩む余地も無いのだが。
投稿者: admin 投稿日時: 2007年9月12日(水) 23:39- 参照(299)
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