adorableという単語がある。小さい子供が純真でかわいらしいときに、adorable childといったりする。辞書にもlovable especially in a childlike or naive way と書いてある。naiveは、ナイーブは現代米語ではバカという意味です、というエントリーでも書きましたが、特に大人を形容して使うときは、「純粋な」というより、「世間知らずの」という意味となる・・・・が、子供だったらnaiveでlovableってのもOKで、=adorableなんですね。ところが一方で、adoreと動詞にすると、自分より格上の人を崇拝・尊敬する、という意味になる。(いちおう、adore=like very muchという意味もあるので、adorableな子供をadoreする、ということもできるのですが、一般的には、adorable=自分より小さいもの、adore=自分より上のもの、というニュアンスが強い。)Ryan adores his older cousinsみたいに使う。revere=崇拝する、の同義語でもあって、神様もadoreできるらしい。でも神様をadorableとは言わない。というわけで、私が微妙に不思議に思っている単語なのでした。

投稿者: On Off and Beyond 投稿日時: 2007年9月11日(火) 16:51