何を今さらなトピックではありますが、これってやっぱり大事だなあと。シリコンバレーの企業は、その人種構成がとても多国籍なわけですが、そうであればあるほど、これがとりわけ大事になります。なにしろ常識や文化、宗教的バックグラウンドからしてひとりひとり全然違ったりしますから、そういった違いに左右されない、ちょっとしたユーモアでその場を和ませてくれる人というのはとても貴重です。うちの会社のエグゼクティブメンバーには、このあたりのセンスがいい人が何人かいます。おそらくどこでもそうなのでしょうが、これも山あり谷ありのスタートアップをうまくやっていくための必須条件なのでしょう。もちろん一般社員の中にもこのセンスは必要ですが。こういった人たちは、反射神経的に一瞬でおもしろいことを思いついて、口にできるんですよね。いつも頭のどこかにひとつ遊び部屋みたいなものがあるのかな~と想像してしまいます。真剣なディスカッションとかになればなるほど、積もりに積もった緊張を一瞬で抜くようなジョークが爆笑を呼んで、場の雰囲気がよくなり、より建設的な議論が進んだりします。私はお世辞にもジョークが得意とはいえない方なので、ウィットに富んだジョークをぽんぽん言える人が常々うらやましいのですが、英語でもたま~にちょっとウケることが言えるとほんとにうれしくなったりしますし(^^)。いっぱいいっぱいで日々を過ごしていると、ジョークなんて出ませんよね。いつも気持ちに余裕を持つことが必要です。そしてかっとしたり、きーっとなったりしない余裕を忘れずにいれば、たとえジョークが言えなくても、少なくとも自分は精神衛生上もいい状態が続くわけで、一歩引いてみるというか、自分も含めたその場全体を、ちょっと外から眺めてみる余裕を忘れずにいたいものです。笑わせてナンボという関西の方々は、きっとこういうスタンスの取り方がうまいのでしょうね。オチも何もなく、最後まで真面目に書いてしまいました(^^;)。

投稿者: A-POT シリコンバレーのバ... 投稿日時: 2007年9月4日(火) 22:16