医療機関はもとより、飲食店でも必須アイテムのひとつが消毒用アルコール商品。これがドラッグストアやスーパーなどの店頭から消えて1か月以上になる。そのうち補充されるのかと思って見ていたが、一向に補充されず、もともとの陳列棚のスペースが、店があきらめたのか、他の商品用のスペースに置き換わったりしているほど。こちらの記事によれば、消毒用アルコール商品は4社ほどで国内シェアの8割を占めるという。1月か2月から、需要がそれまでの10倍以上になっているため、これら4社は、めいっぱいの増産体制で対応しているものの、この需要が将来に渡って続く保証がないために、製造設備そのものを拡充することはしていないとのこと。そのため増産といってもせいぜい数割増し程度にとどまっている。これでは10倍以上の需要に対応できるわけがない。各社の事情は理解できないでもないが、いわゆる消毒用アルコール商品の主成分であるエタノールを供給できる企業は、化学試薬メーカーや酒類メーカーなど、他にもたくさんあるはず。いわゆる消毒用アルコール商品は、50-70%程度のエタノールに、プロピレングリコールやクエン酸など少量の成分をいくつか添加したもので、どう考えてもそれほど難しいものではない。既存の供給会社の増産が追い付かないなら、試薬メーカーや酒類メーカーが除菌用アルコール製品を出すことはできないのでしょうか?
投稿者: A-POT シリコンバレーのバ... 投稿日時: 2020年3月30日(月) 05:44- 参照(117)
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