今年は1月8日(水)からぴろ子の小学校が始まるので、その直前、1月4日から7日まで家族でスキーに出かけてきました。行き先はDonner Ski Ranch。以前に一度だけ行ったことがある古くて小さなスキー場です。なんでも、タホ界隈のスキー場で唯一、家族で経営しているスキー場だと何かで読みました。
個人的にはこのスキー場、あまり好きではありませんでした。というのも、前回行った時の印象が悪かったから。ここ数年は子連れスキーなので、子供と一緒に初級コースしか滑らないし、若かりし頃のようにコブ斜攻めたり、ダブルブラックダイヤモンドに挑戦することはありません。なので、スキー場に多くは求めていないんです。ですが、このスキー場がいただけないのは、スロープが初心者に優しくないからなんです。
メインとなるレストハウス前のゲレンデは初級コースとなっているものの、確かに斜度は初級コースなんですが、初心者向きではないのです。
初心者(はじめてスキーを履く人)の場合、まだ止まり方もわからないので、緩い斜面をまっすぐ滑ってきて、そのまま止まれるようにフラットになっているのがベストだと個人的には思うのですが、このスキー場はずっと傾斜が続いているのです。
スキー初心者用のマジックカーペット(ベルトコンベアで運んでくれる)もあるんですが、マジックカーペット脇の短いスロープも斜度はちょうど良いとしても、そのままずっと下まで傾斜が続くので、止まれないと駐車場まで行ってしまいます。
今回、3歳児のぴろ太郎にスキー挑戦させたんですが、マジックカーペットで滑らせるにもかなり緊張しました。可能なら、直滑降で滑らせて、下で勝手に止まってくれれば良いのですが、ここではそうはならないので、一緒に滑らなくてはなりませんでした。
また、リフトのかかるゲレンデも片斜面(斜めに傾いている)で、初級者には優しくないように思えます。
そして、リフト等の設備も極めて古いのです。
さて、今回、初日にぴろ太郎はマジックカーペットでスキーをさせたんですが、2日目にリフトに乗りたい!と言い出しました。まだ早いだろうと思いつつもリフトに乗せてみたら、なんとかリフトも乗れたし(毎回、僕かかみさんがぴろ太郎を持ち上げてリフトに座らせてました)、滑ることもできたので、ずっとリフトで回していました。ただ、ここのリフト、落下防止の手すりみたいなのがないので、ヒヤヒヤしっぱなしでした(ぴろ太郎はまだ深く腰掛けられないので落ちるんじゃないかと心配で)。
当然ながら、まだ1人では滑れないので、僕かかみさんが後ろからリーシュでスピードをコントロールしてのスキーです(動画からの静止画なので画像不鮮明ですいません)。また、ぴろ太郎のスキーの先端はケーブルで結ばれていて、簡単にボーゲン(アメリカでは「ピザ」と言ってます)ができるようにしています。
このリーシュ、なかなか便利で、うまく使うとぴろ太郎をターンさせることもできます。また平坦な場所や上り坂では、リーシュを引っ張ってぴろ太郎を移動させることも可能です。
さて、Donner Ski Ranchですが、先に書いたように「あまり好きではありませんでした」というのが、ここをはじめて訪れたときの印象でした。が、今回、はじめて山のバックサイドに行ってみて、その考えが変わりました。
このスキー場、駐車場目の前のメインゲレンデには、短いリフト2本と、山の上まで行く少し長めのリフト1本しかなく、山の上と言ってもそれほど高い山でもないので、全体としてこじんまりとしたスキー場という印象を受けます。
ところが、山の上まで行くリフトに乗ると、山頂は下から見えた地点より更に奥にあり、意外と標高差があることが分かります。また、山の裏側にも滑り降りることができ、裏側部分にもリフトが3本あります。
この裏側部分は、静かな林間コースが主体でコース数も多く、メインゲレンデをパッ見て、「小さなスキー場だな」と思う以上に、実際はより大きいスキー場なことが分かります。
そして、このスキー場は空いています。日曜日もほとんどリフト待ちなしでした。施設は古いですが、意外と穴場なスキー場かも知れません。
ざっと良い点・悪い点をまとめると
良い点
- 空いている
- 意外と広い
- 積雪量が多いらしい(Soda Springs界隈は積雪量が多いとの話)
- いつもではないが、平日のリフト代はほぼ半額
悪い点
- リフトが古い、落下防止の手すりもない
- レストハウスが古い(歴史あるとも言えるが)
- コースが初級者向きではない
- 駐車場が狭い(週末とか大丈夫なのだろうか?)
- 参照(110)
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