令和元年あけましておめでとうございます。

アメリカにいると全く実感湧きませんが、日本にいる方々はこの10連休と言い、様々なイベントもあって、新時代の幕開けを沸々と感じていることと思います。

さて、現在の皇室典範では、「皇位継承資格は皇統に属する男系男子のみ」と規定されています。これに則ると、現時点での皇位継承者は秋篠宮さま(昨日即位された天皇陛下の弟)、悠仁さま(秋篠宮さまの長男)、常陸宮さま(平成時代の天皇陛下の弟、お年は80を超えてます)の3人に限られてしまいます。

若い皇位継承者は、悠仁さまお一人です。もし、悠仁さまが結婚されて男の子が生まれなければ、悠仁さまが最後の男系男子になってしまいます。

過去、女性の天皇もいましたが、男系は神武天皇から連綿と続いています(男系とは父方が天皇家の血を引くことを意味します)。千年以上も続いて来たこの男系天皇制度、どうして今になって男系を続けることが難しくなってしまったのでしょうか。

どうやら、その理由は二つあるようです。

  • 側室を持てなくなった
  • 1947年GHQの占領政策のもと一気に11の宮家が皇籍を離れて民間人になった

側室がその理由のひとつにあがるのには個人的に驚いたのですが、明治天皇は正室との間に男子はおらず、側室との間に男子ができたのだそうです。

今の時代を考えれば、側室制度の復活はありえないですよね。となると、考えるべきは皇籍を離れた人たちの復活でしょうか。一般人となった人の復籍もまた様々な議論の余地はあるでしょうが、それでも、安易に女系天皇を認めるよりは皇籍復活の方が敷居が低いのかな…と。

個人的に女性天皇は過去にもあったのでOKだと思います。ただ、女性天皇を認めると、その子供は男の子であっても即位はできません(なぜなら、母方が天皇家の血を引く訳で、そうなると女系天皇になってしまうから)。話では、過去の女性天皇は皆、独身だったようです。あえて子供をもうけなかったのは、不要な混乱を起こさないためではないかと邪推できます。もし、女性天皇がOKとなって、愛子さまが皇位継承したとすると、今度は愛子さまが結婚した場合に愛子さまのお子さんに皇位を認めるかどうかといった議論が起こるのは間違いないでしょう。

しかし、自分は学生の頃は天皇制不要論者だったのですが、この年になると、まああっても良いのかなと思えるようになってしまいました。税金の無駄な気もしますが、これだけ長いこと続いてきたものなのなら、必要最小限な範囲で後世に残していくのもありかと。

投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2019年5月1日(水) 15:54