僕のクルマにはナビはなくて、必要な際には、スマートフォンのGoogle Mapを使ったナビを利用しています。同じようにGoogle Mapをナビとして利用している人は多いかと思いますが、今回、雪山でナビを使用した際に、ちょっと気づいたことを。

前回のスキー旅行は、シエラネバダ山中はチェーン規制中でした。Google MapはGoogle Map利用者の移動速度を元にして道路の混雑状況を表示するようです。なので、チェーン規制区間は、車の速度も下がるので、当然ながら渋滞として表示されます。

さて、I80の一部区間は、高速道路に並走した一般道があります。僕がチェーンをつけて30MPH以下で運転していた時、Google Mapは次のインターで降りて、高速道路に併走する一般道のルートを薦めてきました。低速で流れる高速道路を渋滞していると判断したのでしょうね。

そこで、Google Mapが薦めてきた次のインターで降りようかな…と思ったら、なんとそのインター(当然ながら出口専用)から逆走して本線に乗り込んでくるクルマが多々あるじゃないですか。なんだなんだ~、日本でよく高齢者の運転するクルマが高速道路を逆走するニュースがありますが、そのアメリカ版か!?

後で分かったのですが、そのインターから降りた一般道は全く除雪されておらず、先へ進めないドン詰まりとなってしまっていたのだそうです。なので、一般道を狙ったドライバーは仕方なく引き返してきたという訳です。

降雪の中、運転する際には、ナビを過信せずに一般道が通行できなくなっている可能性があることを留めておく必要があります。

似たようなことは今回もありました。ベイエリアへの帰路でGoogle Mapは一般道で、二つ先のインターまで行き、そこから乗るように薦めて来たのですが、一般道はひとつ先のインターまでは行けても、そこから先は雪のため通行止めとなっていました。

僕たちは、除雪されていないかもしれない一般道を行くよりは、最寄のランプから高速に乗ることを選択したので、影響はなかったのですが、もし、それを信じていたら余計に時間がかかってしまっていたでしょう。

余計に時間がかかるくらいならまだしも、以前、冬季にGoogle Mapが提示した道を進んだがために、雪のため動けなくなってドライバーが死亡するといった事故も発生しましたよね。便利なナビですが、雪による道路閉鎖が発生しうる状況では、注意が必要かも知れません。

投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2017年2月23日(木) 23:38