今朝のSan Mateo Daily Journalから知ったこと。
サンフランシスコ国際空港に程近いところにTanforanという大型ショッピングモールがあります。
私も何度か行ったことがありますが、このTanforanのロゴに馬がデザインされていて、何でだろうと思っていました。また、Tanforanの一角には競走馬の銅像も建っています。
(Tanforanのサイトの写真から)
どうやら、かつてこの場所は、ここは競馬場だったのがその理由のようです。
そして、Daily Journalによると、第二次世界大戦がはじまった際、ここにあった馬小屋を日系人収容キャンプとして一時期使用したそうです。約8000人の日系アメリカ人がここに収容され、後に彼らはユタをはじめとする内陸の辺鄙な日系人収容キャンプへと移動させられたとのこと。
Foster Cityの市議会議員のSteve Okamotoさんも、当時、家族と共にこのTanforanのキャンプに収容されたのだそうです。
Foster Cityに住みだしてローカルなニュースに目を通すと、Steve Okamotoさんの名前をよく目にするので、その名前を覚えていたのですが、そういう過去を持った人だったのですね。もっとも、その記事によると、Steve OkamotoさんがTanforanに収容された時は、生後まもなくだったそうですので、本人にはその当時の記憶はないのではないかと思いますが、母親が当時の記憶を彼に語り継いだそうです。
Steve Okamotoさんらは、このTanforanに日系人収容所跡地であること示す記念碑の設置を進めていて、その基金集めのイベントを10月31日に開くことが記載されていました(ちなみにこのイベントは参加希望者のみのイベントで、希望はSteve Okamotoさんに連絡するようにとのことで、彼の連絡先が記載されていました)。
日系人収容所というと、Manzanarなどが有名ですが、こんな身近な場所にもあったとは知りませんでした。
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