ボストンとシカゴで勤務する同僚らがベイエリアに出張してきたので、今日は彼らとビーチバレーを楽しんでから、会社近くのバーにハッピーアワーに繰り出すことに。
ビーチバレーは会社のジムにコートがあるのでそこでプレイ。
ビーチバレー、はじめて挑戦したけど、足場が悪く思ったように移動できなくて、見た目以上に難しい。とは言っても、バレーボール自体、高校以来にプレイするので、きっと体育館でやっても同じ結果になっただろう。ちなみに、誰もがヘタクソでしたので、安心して(?)楽しめた。
ビーチバレーの場合、ダイビングレシーブしても痛くないのは良いけれど、髪の毛やポケットの中が砂まみれになるのが困りもの。ぴろ子がプリスクールの砂場で遊んで、砂まみれになって帰ってくることがありましたが、自分もそんな状態。
さて、その次の飲み会。会社からほど近い、見るからに場末感たっぷりのバーでの飲み会となりました。
バーのバックヤードにあるテーブルに総勢15名程度で陣取り、アペタイザーを適当にシェアして、ドリンクは各自でバーカウンターでオーダーして持ってくる仕組み(支払いはカウンターに預けた上司か会社のクレジットカードにチャージされる)。
参加したのは中国人(本土)4人、台湾人2人、インド人2人、ロシア人2人、イギリス人1人、アメリカ人1人、ドイツ人1人、スウェーデン人1人、そして日本人(僕)1人というなかなかに多国籍な構成。
2名のインド人はベジタリアンで酒も飲まず。
中国人・台湾人らも全く飲まないか、ビール一杯程度の酒量。という訳で、日本の飲み会のように、たくさん飲むぞ~という雰囲気ではない。
ビーチバレーで喉が乾いた僕は、質より量でグビビーッとたくさん飲みたいが、自分だけガバガバ飲むのも憚られると思案していたところ、最近ウチのグループにやってきたロシア人同僚がイケそうな口だったので、ピッチャーをシェアすることに。他の人たちがグラス一杯飲んで満足しているのを尻目に、我々でピッチャー3杯弱ほどいただきました。
ところで、以前から、中国人の同僚らに、彼らが日本をどう思っているのか、聞いてみたいと思っていました。国際的知見を備えた彼らなら、変に感情的になったりせずに話ができるかな・・・とは思うものの、一方でいらぬトラブルを招いたりしないかという不安もありました。なので今までは意図的にそういう話題は避けていました(たぶん、彼らも同様ではないかと勝手に思っている)。
が、今日は良いチャンス!ちょっと聞いてみようかと機会をうかがっていた矢先、スウェーデン人(男性)がスウェーデンの仮想敵国であるロシアのことを話題にあげました。
スウェーデンは徴兵制のため、彼も一時期兵役についていました。
当然ながら、スウェーデンにとっての敵国はロシアで、彼も、兵役の際は、ロシアがフィンランドを越えて攻めてきた場合を想定した訓練をしていたそう。射撃訓練もターゲットはロシア人と想定して練習していたとか。
こういう話にも、ピッチャーをシェアしているロシア人同僚は冷静に聞いていました。
そして、話の詳細は忘れたのですが、そのスウェーデン人が「ロシアはかつて、スウェーデンの配下にあった」というようなことを口にしました。笑いながら言っていたので、真剣なコメントではなかったと思うし、どんな内容だか正確なところは忘れてしまったのですが、うろ覚えながら、ヴァイキングが活躍していた時代にロシアがヴァイキングの配下にあったというような話だったと思います。なので、その話が真実だとしても、中世かそれ以前の大昔の話のことだったと記憶しています。
さて、それに対し、ロシア人は、「その通り」とだけ言ってそれ以上触れませんでした。
大国の余裕なのか、場の空気を読んでのことなのか、それともヨーロッパでの長い歴史の中でこういう話題にどう対応すべきなのかわきまえているからなのか、とにかく、そのロシア人は大人の対応でした。
続いて、そのスウェーデン人が、唐突に話題を極東に振りました。
曰く、
「かつてスウェーデンがロシアを支配していたのと同じように、台湾も中国を支配していたでしょう? だって、もともと中国を支配していた国民党が台湾政府なのだから」
ついで、誰かが切り込んで来ました。
「台湾は独立した国家なんだよね?」
台湾人らは、迷うことなくいかにもと言わんばかりに Yes と回答します。
が、その台湾人の回答に目の色が変わったのが中国人(本土出身者)。彼らの一人が、ぼそりと、「台湾は中国の一部です」と主張。独り言のように言ったのでその人もそれ以上議論するつもりは無いだろうし、ビールが不味くなるのもいただけないと思った日本人が、「まぁまぁ」と切り出して、お茶を濁すようにして、その話題はそこで終了となりました。
いやぁ、まぁ、中国本土出身者がそういうのは分かるけど、なんかストレートすぎません?
そう主張するにしても、場の空気にあわせて、多少ひねって欲しかったな~なんて思ったり。でも、もし、韓国人がこの場にいて、彼らのファンタジー近代史を当然のように説明しだしたら、僕も笑って過ごすことはできないかも。
しかし、ロシア人の大人の対応と、中国人の対応の違いが浮き出ていて、我ながら面白いものを見せてもらいました。もちろん、彼らの言動がそれぞれの国民を代表しているなんて訳はなく、個人的な意見として受け取ってはいますが、それでも面白いなーと。
彼らに日本をどう思うかといったことを聞いてみるにしても、いたずらに変なことは言わない方が良いかなとも思ったり。
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