娘が送ってくれた家族写真には
2003年3月1日土曜日 2:50PMと書かれてあります
この12時間後に
息子は空軍から迎えに来た車に乗って
太陽が出る前に
軍の飛行機でイラク戦争に送られました
前日 私達家族は息子の狭いアパートのリビングルームで
ソファーや床にごろ寝をして
最後の一夜を一緒に過ごしました
あの時の自分の気持ちは思い出したくありません
子供を守れない自分が無力で情けなかったです
心の中は 泣き出したいのに
必死で 普通にしていました
娘も じいさんもきっと同じ気持ちだったと思います
私達は最後にハグして
元気で帰ってきてねと言って 涙を見せずに
明るく送り出しました
それからは
一日中ラジオのニュースを聞いていました
家の中でも 車の運転中も
あのCNNのニュースの始まりの音楽は
今でも耳から離れません
息子が行った戦争で
沢山の兵士が戦死しました
そして戦地では
その何十倍もの市民が亡くなりました
子供も老人も
あれから未だ戦争は続いています
今でも子供の無事を祈っている
母親が世界中にいます
爆弾の音に怯えている子供達がいます
(2003年3月出発の日)
戦争に勝ち負けはありません
悲しい人が増えるだけです
どうして人間は戦争をし続けるのでしょうか
(世界の母親達が思う戦争)
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