「あまちゃん」放映終了後はや半年。「あまロス症候群」なる言葉もさすがに耳にしなくなってきたこのごろだが、「あまちゃん」大好きだったボクだけど「あまロス」なんぞにはぜ〜んぜん罹らなかった。

放映時は毎日終了後は次が楽しみで楽しみで、しかも途中からは再放映、再々放映まで見たり、YouTubeにupされたものを見たりもしていた。

帰国した際にはもちろんアメ横に立寄り、北の海女のハチマキバスタオルを買ったし、アメ横ニキ、ニキ、ニキでは「あまうにせんべい」、「太巻きロール」なども購入してきた。

そして最終回、よかったなあ!! クドカンさんの本がいいのはもちろんで、台詞も楽しめたし配役の妙もあった。終了早々から第2部を期待する声も多かったが、ボクにはそれはなかった。半年でしっかり燃え尽きました。

なので次の日からも喪失感はなかった。と、いうか、新しい楽しみがでてきたのだ。

* 携帯に取り込んでおいたオープニングテーマを聞きながら快適に目覚める。
* 過去動画の再生可能なものをランダムに見る。
* 「あまちゃん」でググって関連筋をかたっぱしから見る。
* 出演者の氏素性/消息をググって役者の再確認。

などなどとても一日15分では足りない忙しい身となったのだが、なかでも一番面白く熱中したのは、ある人の書いたブログの再読だった。この人のブログは、昨年まだ放映中だった頃偶然見つけたのだが、とにかく毎日、その日の15分間を克明に文字で再現してあるのだ。ボクはその昔昔の若い頃、映画やドラマのシナリオ本にはまり込んだ時期があり、この手のものを読むのは苦にならない。むしろ放映前、放映後に関わらず好きなときに読めて先を想像したり、後で確認するのは2度楽しめてうれしいかぎりなのだ。

こうして半年。あらためてクドカン脚本に感心しているのですが、この人は面白そうな場面でもあまり引っぱりませんよね。アレ? これで終わり? と思うくらい、メインになってもおかしくないような場面でもささっと次の状況に展開していく。かと思うと、忘れた頃に一言の台詞が生きてきている。うまいよなあ。

あまちゃんを見なかった人の見ない理由に、「朝から集中力を要するドラマで朝ドラらしくない」というのがあり、なるほど!! と思ったが、ボクのように日頃なかなか集中した生活をしていないものにとって、この15分間の集中力は大切な時間でした。

でもボクはあまロス症候群には罹らなかったけど、もしかしたら立派な「あま患」

投稿者: 寿司豊味ととろぐ Sushitomi 投稿日時: 2014年3月20日(木) 23:08