マジックマウンテンと言えば、ロサンゼルスの北にある絶叫系ライドが揃う遊園地を思い浮かべる方が多いでしょうが、実は、ここベイエリアにもそれに勝るとも劣らない絶叫遊具のある「マジックマウンテン」をご存知でしたか?
ベイエリアのマジックマウンテン、それはSan Mateoのコヨーテポイントにあります。
そして、これがそこのマジックマウンテンの絶叫遊具です!
天を突き刺す程に高い滑り台。それもチューブ状になっていて、途中でカクカクっと方向が少し変わります。
このすべり台、かなりスピードが出るようで、南米系の大型中年女性が、勢いあまって滑り台から地面に飛び出すところを目撃したときなどは噴出してしまいました・・。まさに、築地市場の床を勢い良く滑る冷凍マグロそのもの!子供たちは皆チューブを出たところで止まるんですが、その方は全く減速する様子もなく、質量保存則を美しいほどに体現していました。
と、冗談はさておき(おばちゃんが勢い良く飛び出したのは本当、そしてそのおばちゃん何度も滑ってたし)、コヨーテポイントには大きな子供向け遊具の揃う公園があって、その公園の名称(と思われる)がマジックマウンテンです。この公園、いくつもの滑り台や、ウンテイ、ブランコ、などなど多彩な遊具があるので子供が喜ぶこと100%間違いなし。更に、おむつ交換台付トレイもあるし、広い芝生のエリアも隣接しているし、ピクニックテーブルもBBQピットもあるので一日過ごせる場所です。
ただ、コヨーテポイントに入るには車一台あたり$6だったか$8だったかの入場料がかかってしまうのが難点。私の場合、このコヨーテポイントにある子供向け科学館、CuryOdysseyの年間パスを持っているため、コヨーテポイントのゲートはその年間パスを見せればスルーです(そういう観点からも、CuriOdysseyの年間パスは結構重宝!)。
マジックマウンテン、ぴろ子も大好きで何回か行っていますが、写真にある大きなすべり台は挑戦したことがありませんでした。しかし、先日、かみさんと3人でマジックマウンテンに行った際(かみさんは初めて)、かみさんがぴろ子を連れて写真の滑り台にチャレンジしてきたんです。
ぴろ子は大喜びで、もう一度、もう一度と、かみさんを引っ張って何度かすべり台に挑戦。次に私と一緒に滑りました。大興奮のぴろ子は、驚いたことに、もう親を待たずに一人でこのすべり台に上がっていってしまいました。
泣くんじゃないかなーなんて思いきや、ちゃんと一人で滑って降りてきたじゃないですか。
すげー、よくぞ一人で行ったよ、ぴろ子!(親馬鹿御免)。
このすべり台、子供たちが列を成しているので、ちゃんと順番を待たなくてはいけません。5,6歳くらいの一部の子供たちは、どうも順番を守ることを知らないのか、前の人を追い抜いたり、横入りも平気でしてくるんですよ。そういう輩はこの私が許さない!私が並んでいるときにそんなことをしてきたガキには、体を預けてブロック。身をもって順番守らせました。社会の厳しさを身をもって知れ!ガキンチョめが~(と、5,6歳児に勝って喜ぶ41歳・・それも子供用遊具にて)。
中には、私が列に並んで待っているときに「このすべり台は大人はやっちゃダメなんだよー」と説教たれてくるガキもいました。
オメーは馬鹿か、好きで並んでいる訳じゃねーの、ウチの子供がやりたいっていうから一緒に並んでいるだけなんだよ!って思いつつも、無視無視無視。聞こえないふり、聞こえないふり。
実は、このすべり台、対象年齢は(確か)5歳~15歳(と書かれていた)。なので、大人は年齢オーバーですが、ぴろ子もまだ対象年齢未満なのでした。
結局、ぴろ子は一人で3回も滑ってきました(一人で階段あがり、一人ですべり台を滑ってきた)。かみさんと私は、ずっと下にいました。
が、さすがにそうなるかなーと思っていたんですが、3回目は一番上まで上ったところでどういう訳か泣き出してしまい、ぴろ子の泣き声が聞こえてきました。
かみさん、様子を見に急いで上ったのですが、どうやら近くにいた人にヘルプされて、ぴろ子は一人で滑ってきました(なのでかみさんとは入れ違い)。何があったのかは不明だけど大したことじゃなかったみたい。
しかし、おとーさんはびっくりだ。まだ2歳なのに、よくマジックマウンテンを一人で滑ってきたもんだ。
どんどんいろんなことを一人で出来るようになっちゃって、喜ばしくもあり、ちょっぴり寂しくもあり。
また一緒に行こうな。
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