私の個人的な経験に基づく仮説に「中国出身のみなさんはbe動詞が好き」というものがあります。主語の後についbe動詞が口から出てしまうことが多いような気がして。もしかしたらこれって定説?

It's depend・・・みたいな感じ。これってつまり「それ場合によるアルネ」みたいなものなのかなと。昔から中国人がしゃべる日本語のステレオタイプとして、~アルネとか~アルヨ、みたいなのがありますよね。本当にみんながそんな風に言ってるかどうかは別にして、たとえば「ワタシそれ知ってるアルヨ」って一般動詞とbe動詞の重複で、文法に照らせばおかしいのでしょうが、言いたいことは完全にわかるし、別に許せない!ってほど不快なわけでもない。むしろ日本語しゃべってくれてありがたいし、微笑ましくさえあるくらいですよね。

日本人は英会話が苦手という話のときによく言われる、文法の間違いなんか気にせずとにかくどんどん話せ、というのはつまりそういうことなのかな、なんて思います。

マラソン大会のスタート地点で「ワタシ、いまから走るデス」という外人さんがいたからといって、誰も「あんたそりゃ違うで、ワタシ今から走ります、やろ!」なんて突っ込むことはないでしょう。
とにかく、be動詞プラス一般動詞というのは、英語が第2言語なアジア人との会話の中では意外とよく耳にします。

Be動詞と一般動詞を並べちゃってもOKなら、そりゃたいがいのことはOKでしょう(笑)。I was think you say it is OK. なんてまったく問題なし![おそらく言いたかったのは、I thought you said it would be OK: それはきっとだいじょうぶって、あなたが言ったと思った(んだけど)]

よく考える前についbe動詞が口から出ちゃうというのは、ネイティブでもあるような気がするですがw、そういうときのリカバリーは、動詞を現在進行形にする、つまり~ingにすることです。これにより文法的にも、そして多くの場合文脈的にも意図した意味が伝わるようになります。

そして日本で現在進行形として習うbe ~ingはしばしばbe going to ~ と同じ意味で、これから~するという意味にも使われます。

Are you attending the party tonight? (今夜のパーティ出るの?)
Yes, I am (attending). (出るよ)みたいにね。

そうでなくても、上記のあちゃ!な文だって"ing"をつけるだけであら不思議、I was thinking "you say it is OK". と、ある程度意訳(ダブルクォーテーション)を加えることで時制の不一致さえ超越して、とりあえず文法的にも何となく整った形になっちゃいます。

ともあれ文法とか多少ヘンでもコミュニケーションは十分可能、という多くの人が言うことを、ようやく実感として感じられるようになってきたかも。それでも正しく言わねば!という感情はなくせなくて、頭の中であれこれ組み立てて確認してしまう作業がなかなかやめられず、リアルタイムのレスポンスが早くならないという悩みは続くのですが(苦笑)。

(ちょっと考え直して、後半部分は削除しました)

投稿者: A-POT シリコンバレーのバ... 投稿日時: 2012年2月19日(日) 21:49