ちょっと前のサンフランシスコ・クロニクルの記事オークランドはイラクより危険ってのがありまして。
記事の内容はざっとこんな感じ。
イラクから難民としてアメリカはオークランドにやってきたアル・シャリフは新たな居住地のオークランドの一部エリアがイラク以上に治安の悪いエリアであることを程なくして知ることとなった。ある夜、彼は歩いて帰宅したところ、２人の暴漢に金属で殴られ、お金、携帯電話、IDを奪われた。
オークランドすべてが治安が悪いわけではないのだけれど、一部エリアが良くないのは一般的に知られていることです。イラク難民が、何故そんな治安の悪いところに居住したのだと疑問に思ったのですが、その理由は明解でした。
こういった難民には最初の数ヶ月間だけ国から補助金が出て、それでやりくりをしなくてはいけないのだそうですが、補助金も十分ではないため、必然的にレントの安いエリアにしか住めなくなります。加えて、公共交通機関が利用できる便利なエリアとなると、オークランドがその候補にあがるのだそうで。
イラクでの戦争がはじまってから６万人のイラク人が難民としてアメリカにやってきて、そのうちの１万４千人がカリフォルニアに住んでいるとのこと。はるばる海を越えて、遠い国へ難民としてやってきたのだから、せめて安心して生活して欲しいものです。
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