運動は小さい頃から苦手で、今でも体を動かすことはあまり好きではない私。でも、なんとかジム通いを続けるため、ジムでは自転車をこぎながら本を読むことにしている。先月からちょっとずつ読んだ"Hotel on the Corner of Bitter and Sweet"、次が読みたくって、ジムに行くのが楽しみで仕方がなかった。感動する場面では、自転車こぎながら涙を止めるのが大変だった(苦笑)。本のあらすじ。。。場所は第二次世界大戦直前のシアトル。主人公は、チャイナタウンに住むアメリカ生まれの中国人2世のヘンリー。白人ばかりの中学校に通う12歳の彼は、アジア人ということで学校でいじめに逢う。真珠湾攻撃後は「ジャップ」と呼ばれ、いじめもエスカレートする。そんなとき、ケイコという日系アメリカ人の転校生がやってきた。カフェテリアでバイトをするヘンリーとケイコは友だちとなり、彼はいじめられそうになるケイコを必死で守る。二人の心はやがて恋愛へと変わるのだが、ケイコの住む日本街では、警察による連行、そして日系人の収容所への送還が始まる。。。さて、先日、隣の街にこの本の著者がレクチャーにやってきた。実は、この本を選んだのも、先月著者がやってくるというポスターを隣町で見て、そこに書いてあったあらすじがとても面白そうだったから。著者のJamie Fordは中国人と白人のハーフの男性。13歳で中国から一人でやってきた彼のおじいさんが、渡米後「Ford」というアメリカの名に変えたため、 「そこから家族のConfusionは始まった」と言っていた。このFord氏、真面目な小説とは全然想像つかないほど、ユーモアたっぷりのコメディアンのような話しっぷりだった。まずステージに上がったとたん、自分の携帯で観客の写真を撮り始めた。「こんなに大きな場所で話すことは滅多にないから!」と興奮気味。「いつもはコーヒーショップや本屋で、数人を相手に話すことが多いんだよ」と。でも、この本はNY Timesのベストセラーで、映画のオファーも来ているらしい。「初めての本がこんなに売れるとは本当にラッキーだった。映画のオファーは幾つかあったが、主人公が白人ではないという理由で結局駄目になった」そうだ。レクチャーの後、観客からの質問やコメントを受け付けた。最後に手を上げた50代くらいの日系の女性が、「あなたに感謝でいっぱいです。 私の祖父は、真珠湾攻撃があった夜に、警察に連行されて一週間帰ってこなかったそうです。私の父をはじめ家族全員、アイオワの収容所に入れられました。父は、私に収容所のことは一言も話さずに他界しました。この本を読んで、彼がどんなところにいたのか、家族がどうやって収容所に連れて行かれたのか等を初めて知りました。本当にありがとう」と涙をこらえながらの発言。感動。
投稿者: Motokos Diary 投稿日時: 2011年10月26日(水) 18:22- 参照(115)
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