TV FANの社長さん、竹内氏から私の料理本のことでメールを頂いて以来、TV FanのFanになってしまいました。 名前の通り日本語放送のスケジュール表が載っている月刊誌ですが、殆どはアメリカ在住、もしくは何らかアメリカに関係のある方達の随筆が主です。 毎月、すっかり楽しみになっているのが、色々ある中でも入江健二氏が連載で書いていらした「万里子さんの旅」でした。万里子さんの人生がどう発展していくのか世代が違えど同じアメリカに移住してここを最終の地にしようとしている別の人生にとても興味をひかれました。 そして今月の7月号は最終編だったのです。万里子さんはアメリカ生まれ、5歳の時に日本に帰って満州で終戦を体験し夫に先立たれ、1961年に大決心をして中学生と高校生になった二人の娘さんを連れてアメリカンプレジデントライン(アメリカの客船)に乗ってアメリカに移住しました。 何と万里子さんが40歳の時です。 実は私もその6年後1967年に同じ客船で太平洋を横断しております。 永住の為に再び同じ客船に乗ったのは万里子さんから11年後の1972年でした。 横浜港を出航してサンフランシスコに入るあたりの描写がまるで自分の体験と重なりとても懐かしく思いました。 同じ時代に同じ日本女性が全く別の人生を歩んでいて、その間に少しの空間を隔てて自分の道と交差していたのだと思うと不思議なご縁を勝手に感じてしまう。 私の何十倍も苦労をされて二人の娘さんを立派に育て上げ、2001年の肺癌の手術も克服され、今回の最終回で一番気になっていた事は未だご健在なのかどうかでした。良かった! 今年88歳で未だお元気でいらした!! 二人の娘さん達も結婚され今年は5番目の曾孫さんも生まれる予定だそうです。最終章のタイトルが「今が一番幸せ」最後に入江氏は「万里子さんのような人をきっと「人生の勝者」というのだろう。......有名になったり、大金持ちになったりだけが、人生の勝者ではない。 試練を乗り越え、困難を克服し、何度も死地を脱して、安住の地と心の平和を得ることに成功した「人生の勝者」」と書かれています。私は少々の試練は経験したけど、一度も死地に面したこともない。 でも色々な心配事は今日も心を占領しています。 これから死地に直面しても明るく希望をもってこういう試練こそが自分を強くして喜びも大きく感じさせてくれるだろうと思って頑張らなくちゃ。こんな事を考えながら7月号を読んでおりました。娘から撮られた写真。 私とチビ。2010_06_20_chibiandme2010_06_20_chibi にほんブログ村 シニア日記ブログへ今日もご訪問有難うございました。

投稿者: カルフォルニアのばあさんブログ 投稿日時: 2010年6月21日(月) 17:17