ドイツを代表するオーケストラ、ゲヴァトハウス管弦楽団がサンフランシスコにて演奏会を行ったので聴きに行って来た。プログラムはベートーベンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」と、交響曲第7番という組み合わせ。ドイツを代表するオーケストラのオール・ベートーベン・プログラムってのは王道中の王道。それにピアノ協奏曲第5番の初演はゲヴァントハウス管弦楽団だしね。指揮者はリッカルド・シャイー。名前はかねがね伺っていたが、ナマで見るのは初めて。体もでかけりゃ、顔もでかい指揮者でした(髭のせいか?) 彼の指揮振りは、大きな体を活かして、全身で指揮をしており、非常に躍動感に溢れ、清々しさを感じさせました。顔はでかいけど。交響曲第7番は序奏からぐいぐいと引きつけられました。あの序奏部が、こんなにもダイナミックな演奏になるものなのかとビックリ。プレイヤーも、体をとても激しく動かして演奏する人が多く、視覚的効果も大きいのでしょうが、演奏も非常にメリハリの利いたものになってました。ベートーベンの演奏ってもうちょっとおとなしいものだと思っていただけに、新鮮に感じました。ところで、7番は大学オケ時代に演奏した曲。それだけに思い入れも深く、演奏を聴きながら当時の思い出がいろいろと脳裏に蘇りました。指揮者にしごかれた思い出も今となっては懐かしい。あの頃が自分にとっての青春だったなー。

投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2010年2月21日(日) 08:51