渡辺千賀さんが「海外で働いている人の体験談募集」しているので、お前はもういいよと思われる方もいるかも知れないけど(^^;)、一応参加!ということで書いておきます。1. 今いる国アメリカ、サンフランシスコベイエリア2. 今の勤務先の業種・本社所在地新規医薬品の研究開発、本社はPalo Alto, Californiaいわゆるバイオテックのスタートアップ3. 今している仕事の職種ドラッグディスカバリー、メディシナルケミストリー4. 今のワークライフバランス(仕事時間、私用の時間の取りやすさ、休暇の取りやすさなどなど)仕事時間はまったくフレキシブル、私は毎日平均9-10時間くらいかな?半日ちょいの日とかもありますが。会社全体の平均は8時間あるかないか程度な気がします。ただこの間も書いたけど、会社にいなくてもVPNでかなりのことができるので、仕事時間を計るのはもう難しいですね。私用外出(医療関係、子供の学校関係、友人とのランチなど)いつでもOK。休暇も基本的に好きなときに好きなだけ取れます。日本の印象は、きまりで縛っておかないちとサボりかねないという性悪説、こちらはお互い気持ちよく働けるほうがいい結果になるという性善説的な前提があるような気が。5. 今の生活環境(住環境、リクリエーション、生活コストそのたもろもろ)住居費はかなり高いけど、ベイエリアの住環境は最高。生活コストはライフスタイルにもよるが、地域の賃金もそれなりなので、仕事(収入)さえあればだけど、快適。6. 日本でしていたこと(差し支えない範囲で学歴・職歴。固有名詞でなくてよいです)東北大学工学研究科、応用化学専攻修士、日本の中堅製薬企業の研究員、途中で論文博士(新潟大学自然科学研究科)7. 今いる国に来た方法と来た動機共同研究先への出向をきっかけに、2001年に日本からこちらのベンチャーに転職。この地にもっと日本人を増やす必要があるとの自分勝手な使命感を持ったことによる。当時はH1-Bビザの年間発給枠が3倍だったので、すぐ取れた。8. 今の仕事に就いた方法日本からの出向先でそのまま採用、その後レイオフを経て現在の会社に。詳しくはコチラ。9. 日本から今の国に来る時に用意した資金とその調達方法(借金・奨学金などは、差し支えない範囲で、どこからいくら位)すでに10年以上社会人だったので、貯金等多少あった。それ以上特に用意する必要なし。10. 今いる国で日本人がゲットしやすい仕事にはどんなものがあり、その職種につくための良い方法はなにか現在は、ジョブハントそのものも難しいが、労働可能なビザステータスを得る方がおそらくもっと難しく、技術系、研究系ならば、こちらの大学で学位を取得することが一番。その後OPT、(H1-B)、グリーンカードとなる。11. 今のご自身の仕事で雇用に際しての年齢の上限はあるか。今いる国で一般的にどうかアメリカですから年齢制限はないと思います。12. その他ご自由に・・・英語力ですが、帰国子女のような方々はもちろん大きなアドバンテージがあって、かなり高い(相対的に楽な)スタートラインに立てますが、別に帰国子女じゃなくても何とかなります。すべては本人の気持ちひとつですが、語学力に限っては、海を渡るなら若いうちに越したことはありません。ただ専門性は必ずしもそうとは限りません。アメリカで教育を受け、アメリカで経験を積むと、こちらではその他大勢のみなさんと同じということになりますが、日本で教育を受け、日本で仕事のトレーニングをしてくると、よかれ悪しかれこちらの皆さんとはちょっと違った見方、考え方にもなり、違うことに価値を認めてくれるこの国(アメリカ)では、ポジティブな考え方をすれば(自分に都合のいいように考えればということでもありますが、笑)、日本の長年の経験もアドバンテージになるともいえます。もちろんその分アメリカのカルチャーにはうといわけですから、その分の苦労も多くはなります(^^;)。
投稿者: A-POT シリコンバレーのバ... 投稿日時: 2009年5月16日(土) 15:04- 参照(206)
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