サンフランシスコは風は夏でも冷たい。そんな風に吹きさらされていたのがヤツがジョニーとマサヒロだった。何が面白くて吹きさらしの場所にいるのだろう?はじめは興味本位だったんだ。彼らの方へと歩いていく。彼らとの距離が縮まるにつれて、ジョニーは背が高く、そして、マサヒロは驚くほどの美形だと分かった。これがマサヒロとの出会いだ。

京都からやってきたというマサヒロは絵に描かれたようなハンサムなルックスを持つ。
すべてを見透かせる氷の眼差し、濃くも鋭く伸びた眉、筋の通った鼻、そして薄い唇。彼を男前と言わずして、誰が男前と言えようか。

肌は透き通るような白さで、女性の肌よりも艶がある。

僕はマサヒロを見た瞬間、電気が背筋を通った。こんなにヤツは今までに見たことがない…。ゴクリと喉を鳴らす。

僕はマサヒロを家に連れていけないものかと考えた。マサヒロは寡黙で、詮索をすることもない。自然な流れでマサヒロを家に連れてかえることができた。ただし、少しのお金を出すとの条件で。

そして、その晩、

マサヒロを生まれたままの姿にし、

その白い肌に唇を寄せた。

マサヒロは激しく僕の舌に絡みついてくる。シツコイくらいに。

僕は生唾を飲み込む。うまいな、コイツ…

投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2007年7月12日(木) 10:32