1月頃、「3月にサイエンスフェア(科学発表会)があるので、興味がある生徒はテーマを考えていくように」と学校から連絡があった。サイエンスフェアは、我が市と隣の市のキンダーから5年生までが参加する大きなイベントだそうで、参加はオプショナル。「まだキンダーだから、今年は見送ろうかな」と思っていた。ある晩、リアムとお風呂に入っていた時のこと。私の兄夫婦からもらった日本の入浴剤をお湯に入れた。緑色でマスカットの香り!そこへ、リアムが紫の入浴剤も入れようとした。私が「一種類だけ!」と注意すると、「二つ混ぜたらどんな色になるかな~」とリアム。「じゃぁ、やってみようか!」とコップにちょっとずつ紫と緑の入浴剤を入れて混ぜた。すると。。。茶色っぽい、汚い色になった(笑)。リアムは「他の色も~」と言うので、貴重な入浴剤を遊びに使ってはもったいない!と、次の日着色料(食べ物用)を買って、色を混ぜて遊んだ。そして、これをサイエンスフェアねたにすることにした。サイエンスフェアに参加すると、大きなボードが学校からもらえる。それに発表するもの書いたり張ったりするのだが、ボードと一緒にサイエンスフェアのガイドラインも渡された。それには、"Title, Question, Hypothesis,Procedure, Result, Conclusion" とあり、かなりきちんとした「サイエンス」の研究をしなければならないらしい。。。しかも、リアムのクラスでは、サイエンスフェアに申し込んだのは、リアムだけ(汗)。。。 げ、結構大変そう。申し込まなければ良かった、と後悔したがもう後に引けない(笑)。結局、「三原色(primary colors)で、虹の他の色はできるか」というタイトルに決め、赤、黄色、青で、虹の他の色の紫、オレンジ、緑はできるかを実験&証明。記録係の私はそれぞれの色の水の写真をとり、ボードに貼った。金曜日と月曜日は学校に、そして火曜日の夜はAlameda County Fairの大きな会場に他の学校の生徒のものと共に展示された。このサイエンスフェアは、参加者のパネルは全員展示され、「賞」は関係ない"non-competitive"なイベント。リアムは「先生や他のクラスのママたちに"Well done!"って言われたの~」と嬉しそう。子供の自信にも繋がるんだろうな~。County Fairの会場は、人、人、人。。。生徒が一生懸命やった実験の展示を一つ一つ見たかったが、3000以上のプロジェクトは残念ながら全部は見れなかった。「イカの解剖」「どのミニカーが一番速いか」「どの洗剤が一番綺麗になるか」「惑星の距離の比較」などなど、どれも子供らしい発想の個性的なものばかり。リアムは天体ものに興味があるらしく、「スペース(宇宙)のかっこいい!!」そしてショーンも「Daddyも1年生の時、惑星の模型を作った。来年はそれにしようか!?」と、もう2人で盛り上がっていた。来年は2人でがんばってね!サイエンス=難しいもの、ではなく、身近で楽しいもの、と子供たちが肌で感じているのがとても嬉しかった。私も子供のときにこんな楽しいイベントがあれば、もっとサイエンス好きになっていたかも?!
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