大学1年の夏休み、実家から近い市場を歩いていると、小学校の時に同じクラスだったM君にばったりと出会いました。M君は天文館通りの眼鏡屋さんの一人息子で、当時東京の大学に通っているようでした。顔を見るなり「君のお姉さんはよく寝る人だねぇ~」といいます。図星なのです。だからびっくりして言葉が出なかったのですが「はやぶさで朝になっても一番上の寝台で起きない人がいて、放っていたら10時半まで寝ていて、起きた時ははしごが取り外されていたので僕が車掌さんを呼んでやったんだよ」姉ならありそうなことだ「その後話をしたら、君のお姉さんだって分かった!」も~いらぬ事をしゃべったもんだ今夜、「はやぶさ」が3月で廃止になるというNHKのニュースをみました。「はやぶさ」はもともとは1958年に東京 - 鹿児島間の寝台車として運行開始された汽車です。私も青春時代、「はやぶさ」に随分お世話になりました。ニュースで懐かしい6人がけの席を見た時、寝台写真はここから姉の話を思い出してしまいました。因みに私は一番上の段が大好きでした。上から見られる心配がないから。東京を夕方の7時に発車すると、翌日の夕方5時ごろに鹿児島到着。22時間かかりました。今はサンフランシスコから成田までジェット機で11時間です。でも「はやぶさ」の方がず~っと贅沢気分でした。足を伸ばして眠れるのですから。お金があるときは食堂車に行って白いテーブルクロスのかかったテーブルでカレーを食べられたのですから。 あぁ~良き時代だった。ついこのあいだの事だったように思えます。今日もご訪問有難うございました。↓をクリックして頂けると大変嬉しいです。  にほんブログ村 シニア日記ブログへ

投稿者: カルフォルニアのばあさんブログ 投稿日時: 2009年3月2日(月) 11:14