2006年の夏、息子の結婚式の日、早めに披露宴の会場に入ると、係りの方から2枚の白いカードとペンを渡されました。そして、亡くなった私の両親の名前を書いて下さいと言われました。一瞬、スピーチで必要なのかと思ったら、驚いた事に、両親のテーブルが用意されていたのです。まるでこれから私の両親が現れるかのように、綺麗なテーブルクロス、ワイングラス、全てが皆と同じようにテーブルセッティングしてありました。仏膳そのテーブルには4つの椅子が用意してありました。私の両親、そしてあとの二つは? 反対側の招待客の名前を見ると、あとの二人は亡くなった嫁の祖父母のお名前でした。この席で4人のおじいさんとおばあさん達が二人の孫達を祝福できるように、そして孫達の話ができるようにテーブルを用意してくださったのです。私は亡き両親の名前を書きながら涙が止まりませんでした。それは嫁のGGとご両親の心使いによるものでした。この一ヶ月、夜息子に電話をすると二人ともいつも不在です。毎晩仕事の後、GGが夕食の支度をしたら、夕食を持って同じ市に住むGGの叔母さんの家に行っている様子。そこで夕食を一緒に食べて、テレビを見たり、お喋りをしたり、息子は自分の仕事ができるようにノートパソコンまで持って行っているらしい。GGの叔父さんが去年のクリスマス直前になくなって以来、殆ど毎晩叔母さんと一緒に夕食を食べているのです。一人になった叔母さんが寂しくないように。お葬式から一月半ですが今夜も二人は叔母さんちでした。私はこういう風に育てたGGのご両親が大好きです。2年経ってますます嫁の優しさを発見しているばあさんです。私の娘もGGのようになってくれたらなぁ~。それは私の育て方だから、何ともいえませんでした。今日はばあさんの嫁自慢を読んでくださり、有難うございました。 にほんブログ村 シニア日記ブログへ

投稿者: カルフォルニアのばあさんブログ 投稿日時: 2009年2月21日(土) 11:03