今回、海外旅行で使った2枚のカードのうち、1枚の明細にForeign Transaction Feeなるチャージがあることを発見。調べてみると、米国金融機関発行のクレジットカードを米国以外の国で使うと、2% - 3% の手数料が取られるというものであることが発覚。 2005年4月にVisaとMasterがこの課金を発表し、現在ではほとんどのクレジットカードが同じような課金をしている。話では、CitiBankは3%、Amexは2%のチャージをしているとのこと。  「ほとんどの」と書いたとおり、すべてのクレジットカードがForeign Transaction Feeを課している訳ではない。Provident Credit Union発行のカードや、Capital Oneのカードは、今のところこの課金をしていない。偶然にも、僕が主に使用しているカードがCapital One発行のVisaカード。だから、今までアメリカ国外でこのCapital Oneのカードを使用しても、Foreign Transaction Feeの存在に気づくことはなかった。ところが、今回、旅先でこのカードが一時的に止められてしまって、仕方なくもう一枚のカードを使ったところ、後日の明細で、こういった手数料が発生していることを知った。 Foreign Transaction FeeがチャージされないCapital Oneでは、あらかじめ両替率にこの手数料を組み込んでいるのかと思いきや、そうではなかった。たまたま同じ日にこれら2枚のカードを同じ国で使用していたので、両替率を計算したところ、両者に違いは見られなかった。 話によると、日本で発行されたカードでも、海外で使用すると3%程度の余計なチャージがあるらしい(友人の体験談による)。 あるサイトによると、Foreign Transaction Feeはカード発行会社のリスク軽減のためだとか。国外でのカード利用は、カード番号が悪用されるリスクが高く、そういった場合のカード会社の損害を補填する目的でこういったチャージをはじめた…(真偽不明)。 カード決済は便利だけれど、余計なチャージがかかると知るとあまり使いたくなくなってしまう。海外旅行先でATMを使って自分の銀行口座から現地通貨でお金を引き出すことも簡単にできるが、これも一回のトランザクションに5ドルの手数料が取られていることが後日発覚。 一回のトランザクションで300ドル相当まで引き出せるとすると、5ドルの手数料は、引き出し額の1.6%。クレジットカードのForeign Transaction Feeよりはお得という計算になる。もし、ATMを利用するなら、こまめに何度も引き出すのではなく、まとまったお金を引き出すのがお得。 Capital OneはいつまでForeign Transaction Feeをチャージせずにいてくれるだろうか…。末永くチャージしないでくれることを期待。

投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2007年7月1日(日) 15:10