ベイエリアの大気汚染を管理するBay Area Air Quality Management Districtではカリフォルニアを初め、全米でも始めて、州として温暖化ガスを排出している企業に対して、その排出量に応じた排出料を徴収することを検討している。提案では、1トンあたり年間4.2セント。年間で440万トンを排出するベイエリア最大の排出企業Shellの場合は、18万6千ドルの排出料が課されることになる。これは温暖化税ではなく、温暖化ガスの排出によって失われた環境を元に戻すためのリカバリーフィーだとし、集めた排出料は一般財源には組み込まず温暖化対策に直接利用されるという。独自の排ガス規制でも連邦と対立しているカリフォルニア州だが、これでまた注目を集めることになりそうだ。
投稿者: シリコンバレー地方版 投稿日時: 2008年2月9日(土) 09:49- 参照(309)
- オリジナルを読む