カリフォルニア、排ガス規制でEPAを訴える

カリフォルニア州が他州の支持を集め独自に進めていた自動車排ガス規制が、ブッシュ政権に阻止されたことを受け、シュワルツネッガー知事は連邦政府がこのように州の規制を阻止することは違法であるとして、サンフランシスコの第九区連邦控訴裁判所に訴えを起こしたと発表。同規制を支持していたアリゾナ、コロラド、ユタなどの他の州もこの訴えに参加する方向を示している。

カリフォルニア州は、2002年に全米で始めて自動車メーカに対して燃費の向上を義務付ける排ガス規制法を制定したが、実施には米環境保護局（EPA）の許可が必要でこれを待っていたところ、先月19日に、EPAがカリフォルニア州の規制を阻止することを明らかにしたもの。EPAの局長は「連邦でも同様の規制を進めており、州ごとに別々に動くのは無駄である」とコメントしている。

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