明日はハロウィーンですね。
そして11月はクリスマスに次ぐ大きな祝日、感謝祭。

アメリカの祝日で必ず食卓に上がるのが七面鳥のローストです。我が家では普段、七面鳥は先ず焼きません。その代わりに二人でも何とか食べられる大きさのチキンは良く焼きます。下の写真はローストチキン。

ローストチキン

数年前からBrine(ブライン)という方法で作っています。生のチキンや七面鳥を塩水に一晩か数時間浸けておく事をbrine(ブライン)といいます。塩味が肉の中にしみ込むだけでなく、ローストした肉がとても柔らかくてジューシーに焼ける方法です。

ローストチキンの作り方(Brined and Roast Chicken)

(1)チキンが入っている袋の上部を切って袋の口を開けます。(袋は後で使います)

上を切る

チキンのお腹から詰めてあるものを全部取り出して、綺麗に水でチキンを洗います。袋に入っている紙も捨てて、綺麗に袋の中を洗ってください。チキンの尾部に付いている余分な脂は切り捨てます。皮は切捨てないで下さいね。皮の内側に付いている脂だけ除きます。

脂を除く

(2)袋に胸を下にチキンを戻して、水を加えます。水の量の目安は袋を閉じた時、水がこぼれないくらい。水の量は測りながら入れるとお塩の量を決めやすいです。

チキン 一羽  ここでは4.88パウンド=2.2kg
水 250cc~300cc

水の量(cc)x 0.0422 = 塩の量(cc)

水を入れる

そこに下記を加えます。

塩 小匙 2+1/2 水の量がもっと多くなる時はお塩も砂糖も比例して増えますから上の式を利用してください。
砂糖(又は黒砂糖)小匙 2+1/2 お砂糖は塩と同量
パセリ 2、3本
にんにく 2かけ
月桂樹の葉 1枚
胡椒 少々
あればオレガノ、バジル、タイム、レモンの皮、オレンジの皮等を少々 ここは好みでお好きなハーブを。でも下でご紹介するユーリンチイのたれで召し上がる時は、ハーブは入れないで下さい。

(3)閉じて一晩冷蔵庫においておきます。

塩水に浸す

(4)胸を下にして手羽を写真のように紐でくくります。

手羽をくくる

(5)今度は胸を上にして、スタフィングを入れる場合はスタフィングを入れて写真のように串で閉じ、足を紐で縛ります。足と足の間はスペースをとって縛ってください。

スタフィングを入れる場合 スタフィングを入れる場合

閉じる

(6)胸には胡椒、塩、お好きなハーブをふりかけて、230度C(450度F)に余熱したオブンに入れて、直ぐに175度(350~320度)に落とし、下のチャートを見て焼く時間を決めてください。
原則は1パウンド(450グラム)につき、20分焼きます。
今日のチキンは4.88パウンドでしたから、これに20分をXて、97分焼きます。途中で3回くらいチキンから出た汁を胸にかけて下さい。乾燥を防ぎ、照りが出ます。

1 lb.(450g) 20分
2 lb.(900g) 40分
3 lb.(1360g) 60分
4 lb.(1800g) 80分
5 lb. (2260g) 100分

我が家ではこのローストチキンに油淋鶏(ユーリンチイ)のたれをかけて中華風で食べるのが好きです。このたれで食べる時はにんにくと塩以外、他のハーブは入れません。

油淋鶏のたれ

生姜 1片 すりおろす
葱 5~6cm みじん切り
にんにく 1片 すりおろす
ごま油 大匙1
しょうゆ 大匙4
酢 大匙2
胡椒 少々

次回はチキンの中に詰めるスタフィングの作り方とグレービー(ソース)の作り方をご紹介します。

これでクリスマスにローストチキンでも焼いてみようかなと少しでも思ったらぽちっ。今日も有難うございました。
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投稿者: カルフォルニアのばあさんブログ 投稿日時: 2007年10月30日(火) 02:20