コロナで在宅勤務になってからも、僕の部署には続々と新人が入っているようですが、当然ながら彼らは入社直後から在宅勤務状態なので、仕事で絡まない限りオンラインで会うこともありません。
こういう状態だからか、マネージャー陣も社員通しが顔を合わせて話し合えるようなイベントを多々立ち上げるようになりました。もっとも、ウチの部はコロナ以前からソーシャルイベントを定期的に立ち上げて、ゲームしたり、出かけたりといったことをしていたのですが、コロナになってから頻度が増したように思います。
さて、先日、グループミーティングがあったのですが、そこでオンラインソーシャルイベントをやることになり、我々30人程度のメンバーがとあるWebアプリにアクセスしました。
このWebアプリ、参加者をランダムに2人ペアにして、その二人がオンラインで話せるようになっています。そして、お題が出され、それについて7分程度しゃべるというもの。目的はBreak The Iceです。確かWebアプリの名前もそんなのでした(失念)。
こういうのって緊張しますよねー。この30人の中には全く話したことも会ったこともない人がいるので最初の相手が画面に映し出されるまではちょっとドキドキです。
僕の最初のペア相手はインド人同僚で、彼とは少し仕事で絡んでいたので、最初の相手としては安心できる相手でした。
最初に出たお題は、「自分の名前の由来を説明する」というもの。これは問題なく説明できたと思います。日本人の名前って、その名前に意味があるケースが多いでしょうから、説明しやすいかと思います。
次のお題は、「フィクション映画の世界に行けるとしたら、どの世界に行きたい?」というものでした。
相手の回答は、ジュラシックパーク。曰く、小学生の時に見たジュラシックパークに感銘を受け、その世界を見てみたいとのこと。
この回答を聞いて感じたことは、「若っ!」ってことでした。だって、ジュラシックパーク公開されたとき自分はもう二十歳超えてましたから…。アメリカの職場って年齢のことを話すことがほとんどないけど、こうやって年齢がわかるような話になると、君、そんなに若かったの?と驚くことしばしば。
さて、で、僕の回答なんですが…
普段映画あまり見ないんですよね。見ても邦画が多い。最近見たのは、子供と見たドラえもんの映画だし。そんなの回答できないよね。
うーん、うーん と悩んだ末に、とっさに口から出たのが
ベン・ハー
我ながら古い映画だしたものです。
1959年公開の映画だよ。
自分で口にしておきながら、歳の開きをまざまざと感じさせる回答している自分に嫌気。もっとさ、スターウォーズとかアバターとか無難な回答があったろうに何故ベンハー?
それに、ベンハーって物語はフィクションだろうけど、舞台は古代ローマだし。
まぁ、でも、映画としては面白いので、見たことない方にはオススメです(ちなみに、比較的最近リメイクされてますが、個人的には1959年の方がおすすめかな)。
次のお題は、「なんの匂いが好き?」というもの。
相手の回答はコーヒーだそう。うん、いいね、コーヒーの匂いは落ち着いて良い。
さて、匂いか… なんの匂いが好きなんだろう、自分。
焼肉? うなぎの蒲焼? 焼き鳥? と食べ物ばかりが思い浮かぶが、ベジタリアンのインド人相手に「焼肉」とか言って良いものなんだろうか。
ましてや牛を神の使いと崇めているヒンズーの人なのに…。
良い匂いのもの… なかなか出ない。
で、とっさに口に出たのが、
バラの香り。
自分で言っといてなんだけど、バラの香りなんていつ最後に嗅いだんだよ。
トイレの芳香剤か、または小学校の頃つかっていたバラの香り付き消しゴムくらいじゃないか。その消しゴム、全然消えなかったし、人工的なバラの香りが強烈で、匂いかいでオエッとなってし。
こういうのって、相手も同意できそうな無難な回答して、話を広げられればいいのかなって思うのだけど、いざ、自分が回答するとなると、なかなかスンナリと回答が出てこない…
なんだか、自分、つまらない人間だなって感じてしまったイベントでした。
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