7月の3連休の前半2日は、先月80歳になった父の傘寿祝いのために熱海へと一泊二日で旅行に出かけました。

傘寿祝いのことは父には内緒。父には内緒で、父の妹ら(僕の叔母にあたる)もお招きして総勢15名が熱海に集まりました。

宿泊場所はハートピア熱海という旅館。伊豆山温泉という、熱海市街から離れた山の中腹にある温泉で、海の眺めは見事でした。

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7月の暑い時期になんで熱海?と母には言われましたが、叔母ら2名が湘南エリアに、1名が神戸に住んでいるため、交通の便が良いところとなると必然的に熱海になりました(もう1名の叔母は僕の実家界隈に住んでいる)。

宿の選択には、「こんな団体旅行をしたい!」という条件を入れると、複数の旅行代理店から返信が来るウェブサイトを利用し(URL忘れた…)、3社程度から返信がありましたが、その中でレスポンスが良かった銀座プラネットツアーという旅行代理店を利用しました。幸い、旅行代理店へは費用が全くかかりませんでしたし、いろいろなリクエストにも応じてもらえました。基本、すべてメールで事が済みましたので、アメリカからすべての手配が完了。宿の代金も前金は一切必要なく、チェックアウト時に宿に払えばそれでOKでしたので安心でした(テルミクラブみたいな事態を恐れていた…笑)。今回、叔母らの中には足が悪い人がいたので、宴会はテーブル席の貸切会場を希望し、その条件にあったハートピア熱海を選択しました。

ハートピア熱海は部屋や建物、お風呂といった設備は綺麗でしたが、料理はまずまずでした。値段相応といったところでしょうか。半年前に行った鬼怒川のバイキングの方が美味しかったな。

さて、ハートピア熱海にて、父は姉妹らとバッタリ会ってビックリするのかと思いきや、意外と普通でした。「あ、いるの?」みたいな。ちょっとは驚いて欲しかったけれど、もう80歳にもなると動じないのでしょうか。

チェックイン後は大浴場へと繰り出します。かねがね、父とぴろ太郎を一緒にお風呂に入れたかったのですが、今回、その夢達成です(半年前の鬼怒川温泉でもそのチャンスはあったのですが、その時、父は疲れて休んでしまったのでした)。温泉は…熱海のお湯だからでしょうか、無色透明無臭で温泉っぽさは皆無。でも、今回は宴会が目的なので良しとしましょう。

温泉のあとは宴会です。宴会場へ向かいます。

宴会場は畳敷きの部屋にテーブルとイスが並べられており、なんと好都合にもステージまでありました。

今回、特に余興などは考えていませんでしたが、僕の母が習っているオカリナを披露したいと事前に言っていたので、食事半ばでステージに上がって披露してもらいました。皆の前で演奏するその勇気は認めますが、せめてもう少し練習してください…

ステージを使えると知った子供たち(ぴろ子7歳、ぴろ太郎2歳、ぴろ子らの従姉妹4歳)はステージにあがって大はしゃぎ。マイクも使えたので、子供たちは歌を歌ったり、ダンスしたり、ジャンプしたりと思い思いに大興奮。

叔母らも子供たちの様子があまりにも可愛らしいので目を細めて眺めていました。「子供たちは何しても微笑ましいねぇ」と言ってくれまして、確かにその通りなのですが、あまりにもエンドレスに続くものですから、そろそろ止めさせようかと思ったところで、ぴろ子が突然のマイクパフォーマンス。

ぴろ子「それでは、この辺でじーじの思い出を一人ずつ言ってもらいましょう」

これにはビックリ!! なんてナイスな振りでしょうか。

ぴろ子は宴会テーブルに近寄り、「では、この叔母さんからどうぞー」とマイクを渡すではありませんか。

近くにいた叔母の一人が、「これ、ぴろ子ちゃんにそういうように教えたの?」と聞いてきました。いえいえ、僕もかみさんも全くそんなことしていません。

叔母らが一人ずつ昔懐かしい父との思い出を語りはじめます。僕もはじめて耳にする話題ばかりで、場も大いに盛り上がりました。

親馬鹿で恐縮なんですが、この時ばかりはぴろ子スゲーと思いましたね。

こうして、宴会も無事終了。ぴろ子に盛り上げてもらう宴会となりました。

翌日は自由解散となりました。僕たちはせっかく熱海まで来たので、ぴろ子らに日本の海水浴を楽しませたいと、妹家族と湯河原の海水浴場に立ち寄りました。ぴろ子とぴろ太郎も日本の海水浴を満喫。その後、実家へと帰りました。

実家に戻ってから、今回参加してくれた叔母らから電話を貰いました。皆口々に、楽しかったと言ってくれたのはお世辞でも嬉しい限りです。一人は、「最近、姉妹兄弟が集まるのは黒い服を着る時だったから、今回は楽しかったよ」と言ってくれました。確かに、年を取るとそうなりますよね。

僕が子供の頃(まだ祖母が健在だったころ)は、今回参加してくれた叔母らは毎年盆や正月になると子供ら(僕の従姉妹にあたる)を連れてウチの実家に来ていました。当時、ウチが6人家族だったので、最大で20名程度集まって、それはそれは大騒ぎでした。しかし、祖母が亡くなってからというもの、叔母らも実家に顔を出す頻度は減り、来てもお茶するだけで泊まることは無くなりました。

と、いう訳で、熱海での温泉旅行は充分楽しめたのですが、次回からは、熱海(や伊豆方面)は列車で行くことにします。というのも、今回、行きも帰りも大渋滞で運転が嫌になりました。三連休で熱海ではお祭りがあったというのも混雑の理由のひとつでしょうが、行きは東名高速乗った瞬間(用賀)から厚木まで延々渋滞。もう嫌~。

投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2018年7月21日(土) 08:23