8月半ばから、ぴろ子のキンダーガーテンが始まって1ヶ月が経過しました。

ぴろ子もキンダーは楽しんでいますが、今までのプリスクール通いに比べるとなかなか慌しいものがあります。

一番大変なのはやはり朝でしょうか。

キンダー始業が朝8時5分と今までのプリスクールより1時間早まりました。遅刻は厳禁です。クラスルームのドアは始業時間になるとロックされてしまい、遅刻したら事務室に行って書類にサインしなくてはならないのだそうです(幸いまだ体験していませんが)。

ぴろ子のクラスでは宿題や課題も出されます。これを終わらせるのも、ちょいと大変だったりします。

課題として、ぴろ子は、毎日、学校の図書館から違う本を持って帰ってきます。クラス担任から毎日10分~15分程度、本を読んであげて欲しいとリクエストされているためです。持ち帰った本は基本翌日に返却します。

宿題は、話では、宿題を出す・出さないは担任の方針によるそうで、全く宿題を出さない先生もいるようです。ぴろ子のクラスは、火曜日に宿題が出て、金曜提出というパターンが何度か続いています。

ぴろ子が持ち帰る宿題ですが、量は多くないものの、ある意味でなかなか難しいものがあったりします。

と、いうのも、いちばん最初に持ち帰ってきた宿題は、「どんな時に勇気を奮いますか? どんなときに父(または母)が勇気を奮いますか?」を親と話し合って書いてくるというものでした。文章を書くのは親で構いませんし、書くのも1~2行程度でokなのですが、「あなたは、どんな時に勇気を奮いますか?」と聞かれても、簡単には回答が思い浮かびません。現代社会で、勇気を奮うシチュエーションなんてそうそうないような。

しょーもない内容で良いなら適当に書けますけど、きっとこれクラスで発表するんだろうから、それなりの内容を書かなくちゃ…という見栄との葛藤が生じたりしてしまったり。

なんで、こんな宿題が出るのかと言いますと、ぴろ子のクラス担任は、生徒たちにLife Skillを身につけさせようとしてるようで、責任、常識、思いやり、勇気 ...etc といった単語の意味を教えてくれているようです。先の宿題もその一環でした。

そして、その次の宿題は、「どんなときにlife skillが必要になるか」を親と話し合って書いてくるというものでした。こちらもまたなかなか難しい…。

そのほかに、アルファベットの書き取りなんかもありますが、先の宿題に比べると、こちらは簡単です。

こういった宿題や本の読み聞かせ課題などなどは、終わらせるのにそれほど時間はかかりません。が、ぴろ子の場合、午後6時までアフタースクールがあり、それが終わって帰宅すると6時半。晩飯、風呂、なんだかんだとやっているウチにもう寝る時間になってしまいます。帰宅後に集中して宿題させる時間を見つけるのもちょいと大変だったりしています。

アフタースクールで宿題の面倒を見てくれるというプログラムもあるようですが、ぴろ子の担任は親御さんが宿題の面倒を見てあげて欲しいと言っているそうです。

生徒が持ち帰る本の準備・回収や、宿題のプリント、授業に使う教材などは父兄のボランティアがお手伝いします。学校からは積極的にボランティアに参加してくれと要請されています。僕は隔週で火曜日の午前中8時~9時の1時間、クラスボランティアとしてクラスに顔を出しています。

今のところ、2回ほどボランティア参加しましたが、1度目は生徒に配布する配布物の準備。2度目は、たまたまその日が写真撮影の日だったので、生徒たちの写真撮影会場までの引率手伝いでした。

ぴろ子のクラスメイトは先生の言いつけを守る真面目な優等生ばかりかなと思っていたのですが、やはり先生の言うことを聞かない生徒はどのクラスにもいるようです。写真撮影会場までの移動時におしゃべりをして隊列を離れてしまう生徒が若干名ほどおりまして、先生が何度も注意してもその子たちは守らずに遊びだしてしまいます。その二人は隊列の一番最後に回され、僕が彼らの後ろから彼らを見張る係りとなりました。彼らが隊列を離れようとすると、駄目だよ!と諭すのがそのときの僕の仕事でした。彼らも決して悪い子供たちではなく、愛嬌があるかわいらしい生徒です。ちょっと、はしゃぎすぎちゃうだけです。何度も何度も注意し、それでも言うことを聞かない一名は、先生によって、タイムアウトを食らう羽目になりました。

でも、この様子を見て、ちょっと安心しました。以前、ぴろ子の通うキンダーを見学した際、キンダーの子供たちが無駄話もせずに一生懸命に英単語の書き取りをしている姿を見て、幼稚園児ってこんなんだっけ?と思ってしまったのですが、今回ボランティア参加してキンダーの子供たちの様子を間近で見ると、自分の幼稚園当時とそれほど変わっていないし、アメリカも日本も同じだなぁと感じました。

ボランティアなかなか面白いので、もっと参加する数を増やしてみたいと思います。

投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2016年9月25日(日) 22:41