今年もOpera at Ballparkがサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地AT&Tパークで開催されたので、家族・友人らと出かけてきました。このイベントは、オペラハウスで上演されているサンフランシスコ・オペラを球場の巨大スクリーンに生中継して、みんなでオペラを楽しもう!という企画。太っ腹なのは、このイベントは入場無料。球場での開催だけに、ビールやガーリックフライ片手にオペラを鑑賞できちゃうってのも嬉しいところ。

子供も連れて行けるので、ぴろ子と一緒に会場入り。今回の目的はオペラ鑑賞というよりは、雰囲気を味わうことでしょうか。というのも、オペラは、夜8時からスタートなので、ぴろ子が終幕までおとなしくしていられるとは思えません。夜も遅くなるし、途中で帰ることになるのは承知で出かけました。インターミッション(幕間休憩)まで持てば万々歳でしょう!

今年も前回同様にバックネット裏近くに陣取りました。

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席についたら、ぴろ子の食事スタート。そして、私もナチョスをつまみながら、ビールとともにオペラ鑑賞。AT&Tパークのオーロラビジョン、さすがにバックネット裏近くからだとやや画面が遠い感じ。それでも、カメラワークがしっかりしていて、見せるべきところはアップになるので絵は問題なしなのですが、字幕が小さくて読みにくいのが難点。前回もこんなに字幕の文字が小さかったかな・・・? 目が悪くなったのか、文字フォントが小さくなったのかどちらでしょうか。

さて、今回の演目はリゴレット。この作品ははじめて鑑賞したんですが、ストーリーは例によってドロドロした色恋もの。誤解を承知で超簡単にあらすじを書くとこんな感じです。
リゴレットは、箱入り娘ジルダをひっかけたプレイボーイな公爵の殺害を殺し屋に依頼したが、それを知ったジルダが公爵の身代わりに殺し屋に殺される。

なんだか、よくもまぁ、こんなくだらない話がオペラとして取り上げられて現在まで生きながらえているものだと思うのですが、さすがはヴェルディの作品だけあって、音楽はめちゃくちゃ素晴らしかった。リゴレットとジルダの二重唱、ジルダの目を覚まさせるために、公爵が別な女性に言い寄っているのをジルダに覗き見させるシーンがあるのですが、そこで歌われる四重唱、そして、公爵が歌う非常に有名なアリア、と、どこをとっても音楽は素晴らしかった!初めて聴いても感動です。

そして、後で知ったのですが、実はこの物語、原作はかの文豪、ビクトル・ユーゴーによるものだったのだそうです。それを知ると、なんだか話もそんなに悪くないのでは・・・なんて思えてきたり(ミーハーなだけ?)

さてさて、気になるぴろ子ですが、意外にもぴろ子はおとなしくしていまして、インターミッションまでは持ちました。

その後、スタンド観戦が寒くなってきたので、かみさんがぴろ子を連れて、屋内のフードコートへ。ここでは、ソファーに座りながらモニターでオペラ鑑賞できるので、そこに移動してオペラ鑑賞続けていました。ぴろ子はソファーの上を行ったりきたりして遊んでいた様子。僕も途中から、このソファー席に移ったんですが、ここ、なかなか快適です。寒くないし、何か食べたくなったらすぐに手に入るし、トイレも近いし、モニターもたくさんあって見やすいし、なにより、字幕が読みやすい!(字幕のフォントが大きいのです) 来年は、はなっからここに陣取って、ビール飲みながらオペラ見るのもいいかも~なんて思いました。

最後までいようと思えばいれたのかも知れないけれど、結局僕たちは、あと10分もしないうちに終わるだろうというクライマックスで帰宅しました。ぴろ子も飽きてきたようだし、なにより、帰りのパーキングが混雑してしまうのを避けたかったので。

また来年もいけるかな!?

投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2012年9月14日(金) 08:32